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フルタニランバー株式会社

コラム「森のフルタニさん」

ヒノキ(檜・桧)の木材の特徴や原木価格|ヒバとの違いについても

投稿日:2023.04.05/更新日:2023.07.18

ヒノキ(檜)といえば、フローリングのほか、お風呂やベッドなどにも使用されることの多い木材です。

 

芳醇な香りは私たちの心を癒やしてくれますが、そもそもなぜヒノキがこういった用途に使用されるのでしょうか。

 

本記事では、ヒノキ材の特徴やその他木材との違い、木材を選ぶ際のポイント、丸太や原木価格の相場、産地によるヒノキ材の違いなどもあわせて詳しく解説します。

 

ヒノキ(檜・桧)の木材としての特徴

ヒノキ(檜)はヒノキ科ヒノキ属の針葉樹で、関東以南に広く分布しています。

 

日本では古くから用いられてきた木材ですが、ヒノキ材にはどのような特徴があるのかあらためて紹介しましょう。

木目

ヒノキは針葉樹であることから、木目は直線的で淡い色をしています。

 

木肌は白に近い色をしており、光沢があることから高級感も感じられます。

香り

ヒノキ材の特に大きな特徴として、木材ならではの芳醇な香りが挙げられます。

 

スギやヒバなども香りが強い木材として知られていますが、ヒノキもまた香りが豊かなため、特に建材として高い人気を誇ります。

強度

ヒノキ材は数ある木材のなかでも軽量かつ柔軟で弾力性がありますが、その一方で耐久性にも優れています。

 

特に耐湿性・耐水性に優れており、長期間保存しても木材が劣化しにくく、実用性に優れている木材といえるでしょう。

経年変化

ヒノキ材は製材直後は白に近い爽やかな色合いをしていますが、年数が経過するにつれて褐色に変化していきます。

 

直射日光が当たらない場合でも、わずか1年程度でも色の変化がわかるほどであり、年数の経過とともに表情を変えていきます。

主な用途

ヒノキ材は芳醇な香りが魅力のひとつであることから、古くから高級建材として使用されてきました。

 

特に無垢の板材はフローリングに使用されることが多いほか、耐湿性・耐水性の特性を活かし浴槽などに使用されることもあります。

 

ヒノキ(檜・桧)材の効能

木材ならではの芳醇な香りが楽しめるヒノキ材ですが、実はさまざまな効能・効果が認められています。

 

独特の香りのなかには「フィトンチッド」とよばれる成分が含まれており、これは自律神経に作用し興奮を鎮め、沈静化する働きがあることがわかっています。

 

一言でいえばリラックス効果があるということであり、同時に血圧を抑えたり睡眠の質を高めたりといった効果も得られます。

 

また、ヒノキを含めた木の香りには、虫や細菌を寄せ付けない効果もあり、小さい子どもがいる家庭でも安心して使用できるのです。

 

ヒノキ(檜・桧)材とその他木材との違い

ヒノキ材以外にもさまざまな木材がありますが、それぞれどういった違いがあるのでしょうか。

 

今回は、特に比較されやすい代表的な木材との違いを紹介します。

スギ(杉)との違い

スギもヒノキと同様、日本を代表する針葉樹のひとつです。

 

ヒノキに比べて、スギは木目がはっきりと濃い色をしているのが特徴です。

 

一方、ヒノキはスギに比べて木肌がきめ細かく、繊細な特徴がみられます。

 

また、木材としての柔軟性や加工性はスギのほうが優れていますが、強度はヒノキのほうが上といえるでしょう。

 

スギに関する詳細は以下の記事でも解説しているため、こちらもぜひ参考にしてみてください。

 

関連記事:スギ材の木材としての特徴やメリットは?|ヒノキ材との違いや代表的な杉産地5選

 

シダーウッドとの違い

シダーウッドとは、北米やメキシコなどを原産地とした針葉樹を指します。

 

シダーウッドとヒノキを比較したとき、もっとも大きな違いがみられるのは香りです。

 

ヒノキは比較的甘くまろやかな香りがするのに対し、シダーウッドはわずかにスパイシーで刺激的な香りが特徴的です。

 

スプルースとの違い

スプルースとは、マツ科の針葉樹であり、ヒノキやスギよりも樹高が高い特徴があります。

 

軽量かつ柔軟という特性はヒノキ材とも似ていますが、スプルースは木の香りがほとんどありません。

 

サワラとの違い

サワラもヒノキ科に属する針葉樹であり、柔軟で加工性に優れています。

 

耐湿性や耐水性がある点ではヒノキ材とも似ていますが、木材ならではの香りはあまり感じられません。

 

能登ヒバとの違い

能登ヒバは北陸地方原産のヒバ材で、ヒノキチオールとよばれる成分が豊富に含まれています。

 

生物学的には同じ種でヒノキアスナロとも呼ばれます。

 

特にシロアリなどの虫食いから守ってくれるため、住宅の土台や柱などに使用されることが多くあります。(ヒノキチオールはヒノキには含まれていません)

 

能登ヒバに関する詳細は以下の記事でも解説しているため、こちらもぜひ参考にしてみてください。

 

関連記事:能登ヒバとは?特徴や効果、活用事例を紹介

関連記事:能登ヒバに含まれるヒノキチオールとは?|価格比較についても 

関連記事:能登ヒバの音響効果を実証して新たな価値を作る!そのサウンドは??

 

ヒノキ(檜・桧)材がお風呂やベッドによく使われる理由

ヒノキ材は建材から家具まで幅広い用途に活用されますが、そのなかでも代表的なのが浴槽やベッドのフレームです。

 

上記でも紹介した通り、ヒノキには「フィトンチッド」とよばれる成分が含まれており、高いリラクゼーション効果を発揮します。

 

浴槽に使用することで精神的な疲労までも軽減してくれるほか、ベッドフレームに使用すれば優れた安眠効果も期待できるのです。

 

また、ヒノキは耐湿性・耐水性にも優れているため、高温多湿の浴室に使用しても劣化するリスクが低いことも大きな理由のひとつといえるしょう。

 

ヒノキ(檜・桧)をフローリング(床材)として使うメリット・デメリット

ヒノキ材は上記で紹介した用途以外にも、フローリングの床材として使用されることが多くあります。

 

しかし、床材として使用する際には、メリットとデメリットを十分比較したうえで検討しなければなりません。

メリット

ヒノキを床材として使用する場合のメリットは以下の3点が挙げられます。

 

①調湿作用があり足触りが快適

②経年変化が楽しめる

③芳醇な香りでリラックス効果がある

 

ヒノキ材は耐湿性に優れているため、湿度の高い季節でも余分な湿気を吸い取り、サラサラとした快適な足触りが楽しめます。

 

また、時間の経過とともに色合いが変化していくため、味が出て深みのある色が楽しめることも大きなメリットといえるでしょう。

デメリット

ヒノキ材を床材として使用する場合に考えられるデメリットは、主に以下の2点です。

 

①傷がつきやすい

②コストが高い

 

ヒノキ材は比較的柔らかいため、重いものを落下させてしまうと床に傷や凹みがつくことがあります。

 

また、スギなどの木材に比べると高価なため、予算オーバーとならないよう注意が必要です。

 

ヒノキ(檜・桧)の無垢材と集成材で選ぶときのポイント

一口にヒノキ材といっても、大きく分けると無垢材と集成材という2つのタイプが存在します。

 

無垢材とは、丸太の状態から木材を切り出したもので、集成材は細かくカットした複数の木材を接着剤で接合して作られたものを指します。

 

一般的に集成材は強度が高いといわれますが、使用している接着剤や加工の過程によっても強度が変化することがあります。

 

また、価格は無垢材のほうが高価であり、コストを抑えるのであれば集成材がおすすめです。

 

日本を代表するヒノキ(檜・桧)5選

ヒノキは産出する地域によっても名称が異なります。

 

代表的なヒノキ材の種類を5つ紹介しましょう。

①木曽ヒノキ

長野県の木曽から岐阜県の裏木曽の一帯で産出されたヒノキを木曽ヒノキとよびます。

 

樹齢300年を超える巨木が多く、伊勢神宮や法隆寺五重塔など歴史的な建造物にも木曽ヒノキがふんだんに使用されています。

②東濃ヒノキ

飛騨川の支流、岐阜県の裏木曽で産出されたヒノキを東濃ヒノキとよびます。

 

寒暖差の激しい地域で育つため、美しい木肌が特徴的でとりわけ高級感があります。

③尾鷲ヒノキ

三重県で産出されるヒノキを尾鷲ヒノキとよびます。

 

植林をした後に間伐作業など丁寧な作業を繰り返し伐採されるヒノキで、細かい年輪と豊かな光沢が特徴的です。

④吉野ヒノキ

奈良県吉野郡全域で産出されるヒノキを吉野ヒノキとよびます。

 

細かい木目と、曲がりや節が少ない高品質な木材として知られています。

⑤紀州ヒノキ

和歌山県で産出されるヒノキを紀州ヒノキとよびます。

 

ヒノキ材のなかでも特にしなやかで柔軟性があり、優れた強度をもっていることが特徴的です。

 

ヒノキ(檜・桧)材の丸太価格・原木価格

ヒノキ材をさまざまな用途に活用しようと考えたとき、丸太や原木から切り出して加工する方法があります。

 

では、ヒノキの丸太や原木の価格相場はどうなっているのでしょうか。

 

1立方メートルあたりの丸太価格を見ると、2019年頃までは17,000円前後で推移していましたが、2021年に入るとウッドショックの影響もあり25,000円台まで急騰しました。

 

その後、国産材の丸太価格は落ち着きましたが、相場価格は変動します。

 

フルタ二ランバーでのヒノキ(檜・桧)材の取り扱い

ヒノキ材は国産高級木材の代名詞的な存在であり、限られた予算内では調達が難しかったり、希望するサイズの木材が手に入らなかったりすることも少なくありません。

 

そのような場合には、フルタニランバーまでご相談ください。

 

フルタニランバーでは、無垢板材やフローリング材などさまざまな用途に対応できるヒノキ材を取り扱っています。

 

用途に応じて最適なサイズにカット・加工したうえで納品も可能であり、内装材や建材はもちろん家具材にも対応できます。

 

また、ヒノキ材以外にも定番のスギやヒバ、タモ、スプルースなども用意しており、北陸随一の取り扱い樹種を誇ります。

 

まとめ

ヒノキは日本において古くから建材として使用されてきた歴史がある高級木材です。

 

優れた耐湿性や耐水性もあり、高温多湿の日本にマッチした木材でもあります。

 

一口にヒノキといってもさまざまな産地があり、特徴は異なります。

 

リフォームや家具製作などに使用する木材としてヒノキをお探しの方は、ぜひ一度フルタニランバーまでご相談ください。