フルタニランバー株式会社
コラム「森のフルタニさん」
ラワン材とは|特徴・種類・用途やメリット・デメリットを解説
投稿日:2026.03.03/更新日:2026.03.03
建築の下地材から家具の芯材、DIYまで、日本のものづくりに欠かせない素材のひとつが「ラワン材」です。
かつては非常に身近な広葉樹として普及していましたが、近年の供給量減少に伴い、その価値や選び方が改めて注目されています。
この記事では、ラワン材の特徴や種類、メリット・デメリットについて詳しく解説し、最適な活用方法をご紹介します。
Contents
ラワン材の木材としての特徴とメリット
まずは、なぜラワン材が長年にわたって多くの製造現場で選ばれ続けているのか、そのメリットについて深堀りしてみましょう。
安価でコストパフォーマンスが高い
ラワン材は流通量が豊富で、他の広葉樹と比較しても手頃な価格で調達できるのが最大の魅力です。
建築の見えない部分に使う下地材から、コストを抑えたいDIY案件まで、予算を抑えつつ一定の品質を確保したい場面で重宝されます。
適度な硬さと強度があり加工しやすい
強度がありつつも硬すぎない性質を持っているため、切断やネジ止め、釘打ちといった加工がしやすい木材です。
また、粘りがあって割れにくいため、曲線加工や細かいデザインを施す際にも扱いやすく、木工初心者からプロの職人まで幅広く使用されています。
安定供給が可能で入手しやすい
日本の住宅建材における代表的な木材であり、ホームセンターから材木店まで、必要なときに安定して手に入りやすいのが特徴です。
納期がシビアな現場や、継続的な製品製造において、供給が安定していることは大きな安心材料になります。
塗装による仕上げの幅が広い
木目が比較的はっきりしており、塗装のノリも良いため、仕上げ次第でさまざまなデザインに対応できます。
着色すれば高級木材風に仕上げることもでき、デザイン性が求められる家具製作などでも重宝されています。
ラワン材の種類
ラワン材はかつて無垢板材としての流通も多い木材でしたが、近年は素材量の減少から「ベニヤ(合板)」としての利用が主流になりつつあります。
東南アジア産の南洋材の総称として呼ばれることも多いですが、フルタニランバーでは、その性質の違いから「赤ラワン」と「白ラワン」の2種類を使い分けてご提案しています。
赤ラワン

淡い赤褐色で、白ラワンに比べてやや硬めで強度が高い傾向にあります。
別名「ナトー(ニャトー)」とも呼ばれ、耐久性やしっかりとした重厚感を求める部位に使用されることが多い種類です。
落ち着いた色味を活かした内装材などにも適しています。
白ラワン

淡い褐色(薄い色合い)が特徴で、赤ラワンよりも軽くて柔らかい性質を持っています。
別名「メラピ」とも呼ばれ、その軽さと加工のしやすさで重宝されています。
表面の色が薄いため、明るい色味の塗装を施したいときにも向いています。

ラワン材の主な用途
ラワン材の用途は、目に見える装飾部分から、建物を支える「見えない構造部」まで多岐にわたります。
その汎用性の高さから、形態も無垢材から合板(ベニヤ)までさまざまです。
ラワン材がどのような形で活用されているのか、代表的な4つの用途をご紹介します。
| ラワン合板(ベニヤ) | もっとも一般的な形態で、家具の裏板や引き出しの底板、棚板などに使用される |
| 建築下地材 | 壁や天井の内装下地、コンクリート型枠、構造用合板の材料として不可欠な存在 |
| 家具芯材・造作材 | 高い強度とコストパフォーマンスを両立しており、家具の骨組みや建具の基材として欠かせない存在 |
| DIY・工作材 | 安価で手に入りやすいため、棚板や収納ボックスなど、塗装を前提とした造作などで多用される |
ラワン材のデメリットと使用上の注意点
多くのメリットを持つラワン材ですが、天然木である以上、使用する際には注意が必要な点もあります。
ここでは、ラワン材を長く安全に使用するために、デメリットや注意点についてまとめてご紹介します。
耐久性と耐水性の低さ
ラワン材は水分に弱く、長時間湿気にさらされると腐食したり虫害を受けたりすることがあるため、基本的には「屋内での使用」が推奨されます。
どうしても屋外で使用する場合は、防腐・防虫処理を施すとともに、定期的なメンテナンスが必須です。
表面の粗さとささくれ
シナ合板などと比較すると、表面に特有のザラつきやささくれが出やすい傾向にあります。
家具や棚板など、直接手に触れる場所に使用する場合は、番手の細かいサンドペーパーで丁寧なサンディング(やすりがけ)を行い、表面を整えることが大切です。
水分によるアクの発生
水分を含むと、木材特有の成分である「アク」が出やすい性質があります。
塗装時や接着時に水分が多すぎると、表面に変色が出る場合があるため、乾燥状態の確認や下地処理には細心の注意を払いましょう。
ラワン材をお探しならフルタニランバーまでご相談ください
当社の歴史を辿ると、製材機能があった60-70年代はラワン材の丸太の輸入が主流で、それを挽いていました。
時代の流れとともに、ラワン材の入荷が減少し、製材機能もなくなりましたが、東南アジアからの南洋材は継続して仕入れており、得意樹種のひとつです。
無垢板では 赤ラワンのナトー(ニャトー)、白ラワンのメラピを中心に、木材製品もラワン合板、ランバーコア、芯材なども定期在庫し、小売りを行っています。
また、代替材として注目される「ポプラ」や「ファルカタ」など、用途や予算に合わせた最適なご提案が可能です。
「この用途にはどの木材が向いている?」「予算内で収まる代わりの木材はある?」などのご質問がありましたら、ぜひ木材のプロであるフルタニランバーまでお気軽にお問い合わせください。
まとめ
ラワン材は、コストパフォーマンスと加工性の高さから、日本のものづくりを支える重要な木材です。
赤・白それぞれの特性を理解し、正しい用途で使用することで、その価値を最大限に引き出すことができます。
フルタニランバーでは、長年培った仕入れルートと知見を活かし、皆様の製品づくりに最適な木材をご提案します。
小ロットのご相談も歓迎しておりますので、木材選びでお困りの際はぜひ一度ご相談ください。
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