タモ材は産地によってどのような違いがある?高品質なロシア産タモ材の特徴も解説
住宅用建材や家具の原料として欠かせない木材。
樹種によっても木材の特性はさまざまで、木造住宅の良し悪しは木材によって決まるといっても過言ではありません。
なかでも高級感があり上質な木材として知られているのがタモ材です。日本をはじめとしてロシアや北米、ヨーロッパなど、さまざまな国々で生産されているタモ材とはどのような特性をもっているものなのでしょうか。
今回の記事では、タモ材の産地や用途や価格相場についてをご紹介するとともに、特に品質が高いとされているロシア産タモ材についても詳しく解説します。

タモ材とナラ材の違い
間違われやすいそれぞれの樹種の違いを箇条書きします。
・ナラはタモより若干価格が高い。
・ナラの方が硬く、重い。
・タモの方がはっきりとした木目がある。
・ナラは洋風、タモは和風のイメージに仕上がる。
・色身はナラは黄色。タモは青みを帯びている。
・ナラは虎腑と呼ばれる腑が特徴。
・ナラはタモより反りやすく、狂いが出て扱いにくい。
・ナラの方が節が多い。
タモ材の主な産地と種類
一口にタモ材の原料となる広葉樹「タモ」は北海道から本州まで幅広く分布していますが、実は日本だけでなく海外においてもタモの産地は数多く存在します。
そして、産地によってもタモ材の用途や呼称も異なります。そこで、タモ材の有名な産地ごとに用途の違いや呼称について解説します。

タモ材|ロシア産
ロシアは世界有数のヤチダモの産地として知られています。
特にシベリアやサハリンといった極東沿海部で育ったタモは良質なものが多く、家具向けの用途として国内流通量が多いことが特徴といえます。特に無垢材を使用した高級家具では、ロシア産のタモ材が欠かせないほど定番化しています。
タモ材|北海道産
国産のタモ材として流通している多くは北海道産で、主に建材などの用途として活用されています。
ロシア産の丸太は太く大きいものが多いため、一枚板などに加工し無垢材として家具に使用することができますが、北海道産の丸太はロシア産に比べると小ぶりなものが多い傾向があります。
そのため、最適なサイズに加工してフローリング材や建材として使用されることが多いです。
タモ材|アメリカ産
北アメリカを産地としたタモ材は「ホワイトアッシュ」とよばれることが多く、その名の通り白い木目が特徴的です。
また、ロシア産や国産のタモ材は木目が詰まっている(間隔が狭い)のに対し、ホワイトアッシュの場合は木目の間隔が荒い(間隔が広い)のも特徴のひとつ。
なお、ホワイトアッシュの仲間で木目が黒っぽい「ブラックアッシュ」や、ギターなどの楽器に用いられる「スワンプアッシュ」といった木材も存在します。
タモ材|ヨーロッパ産
ヨーロッパ産のタモ材は、主に北欧を産地とした「ヨーロピアンアッシュ」のことを指す場合が多く、メリハリのあるはっきりとした木目が特徴的です。
その美しい木目を生かし、主にフローリング材や家具など幅広い用途に活用されています。
ロシア産タモ材の特徴

日本だけでなく、世界の国々で生産されているタモ材ですが、なかでも良質な産地とされているのがロシアです。
なぜロシア産のタモ材は重宝されているのか、価格相場の違いなども含めて詳しく解説しましょう。
ロシア産タモ材の歴史
ロシアは世界でも有数の森林大国であり、トップクラスの木材輸出量を誇ります。
2010年頃までは丸太の輸出で世界1位を誇っていましたが、その後製材や合板といった製品化にシフトしました。
しかし、それでも丸太の輸出量は世界2位のポジションにあり、豊富な木材資源を有していることに変わりはありません。
世界における木材全体の貿易量を見ると、丸太、製材、合板等いずれも上昇しており、その背景にあるのが中国をはじめとした新興国からの需要増加です。
目覚ましい経済発展を遂げている中国では新築住宅向けの木材需要が大きく、ロシア産タモ材も近年ではその大半が中国へ輸出されています。
ロシア産タモ材の特徴
北アメリカ産のタモ材はアッシュ、ヨーロッパ産のタモ材はヨーロピアンアッシュとよばれ、日本におけるタモ材の原料であるヤチダモとは樹種が異なります。
一方で、ロシア産のタモ材は日本と同様にヤチダモを加工したものであり、樹種は同一です。
ただし、冒頭でも紹介した通り、ロシア産のタモ材は原料となるヤチダモの丸太が太く大きいのに対し、北海道産のヤチダモは丸太が小ぶりなものが多いです。
成長の良いヤチダモは年輪幅が広く、比重も高い特性をもちます。
そのため、国産のタモ材よりもロシア産のタモ材のほうがずっしりと重く、強度も高いものが多い傾向があるのです。
ロシア産タモ材の価格相場
北海道産のヤチダモは生産量が少なくなっており、それに比例して価格も高騰しています。
一方、ロシアは世界でも有数のヤチダモの産地ということもあり、比較的安価に取引できます。
ロシア産のタモ材は高品質かつ安価ということもあり、日本国内においても高い人気を誇っています。
ロシア産タモ材の主な用途

高品質で安価なロシア産タモ材ですが、日本ではどのような用途に活用されているのでしょうか。
タモ材の代表的な用途をいくつか紹介します。
タモ材|集成材
集成材とは、複数の木材を寄せ集め、ひとつの木材として成形したものを指します。
寄せ集めと聞くとあまり良いイメージを抱かない方も多いですが、じつは天然材に比べて強度や耐久性が高く、優れた実用性を誇る部材です。
タモ材|フローリング材
タモ材は美しい木目が特徴的であり、その見た目を生かしてフローリング材として使用されることもあります。
国産やロシア産のヤチダモを原料としたタモ材だけでなく、ホワイトアッシュやヨーロピアンアッシュなど、木材本来の色合いの違いを生かし部屋の雰囲気に合わせることができます。
タモ材|巾ハギ材
巾ハギ材とは、複数の細長いタモ材を接着し、1枚の板のように加工した部材のことを指します。
集成材の場合は長い木材や短い木材が入り組んでおり、継ぎ目部分が見た目でも分かるようになっていますが、巾ハギ材の場合は同じ長さの木材を繊維方向を合わせて接着するため、継ぎ目部分が分かりにくく目立たないのが大きなメリットです。
タモ材|一枚板
ロシア産の大きな丸太を加工し、一枚板の無垢材をそのままテーブルの天板として利用する使い方もあります。
特に木目が美しい部分を一枚板として切り出すことで高級感のある天板に仕上がり、ほかにはないオリジナルのテーブルが完成します。
タモ材|家具材
十分な強度が確保できないタモ材はフローリング材や建材には向かないものの、タンスやテーブルといった家具の材料には最適です。
高級家具には無垢材が使用されることもあるほか、集成材や巾ハギ材を併用することによってコストも抑えられます。
タモ材|建材
タモ材のなかでも特に成長の良いものは、木材の密度が高く耐久性にも優れるため、柱や梁といった建材に使用されることもあります。
特に美しい木目のタモ材は柱に利用することで高級感のある内装に仕上がり、実用性とデザイン性を両立するためにも有効な木材といえるでしょう。
タモ材|バット用材
建材や家具の材料として使用されるタモ材はヤチダモを加工したものですが、じつはほかにも「アオダモ」とよばれる樹種も存在します。
しかし、アオダモはヤチダモのように大きく成長する木ではなく、建材などの用途に使用されることはほとんどありません。
アオダモは衝撃に強くしなやかな特性をもっているため、野球のバットに使用されることが多いです。
ロシア産タモ材の今後の動向

良質なタモ材の産地として知られるロシアは、これまでさまざまな国々へ木材を輸出してきました。
しかし、中国などにおける新築住宅の建設ラッシュによってロシア国内では森林の違法伐採が深刻化しており、環境保護が急務となっています。
そこで、ロシア政府は2022年1月からヤチダモを含む丸太の輸出を全面的に禁止することを決定しました。
これにより、従来は比較的安価に入手できたロシア産タモ材の価格が高騰し、入手が難しくなる可能性があります。
さらに、国産タモ材の価格もさらに高騰することが予想され、今後は北米産のホワイトアッシュやヨーロッパ産のヨーロピアンアッシュの需要がさらに高まっていくと考えられます。
フルタニランバーのタモの取扱い
当社の取扱い樹種のうち、タモは最も多くなっています。これまで板目、柾目材や各種用途向けに様々なサイズを在庫してきました。
今後も入手が困難になりますが、非常に人気のある樹種で仕入れ先と連携をしながら、在庫量を維持したいと考えていますので、ご興味を持って頂けましたらお気軽にご連絡ください。
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石川県の地域材について|木材の種類(スギ、能登ヒバ等)

私たちの生活をより豊かに、そして安全なものにするために、国としても森林の活用方法について様々な議論が重ねられてきました。
その結果、地域材の利用方法について見直し、積極的な活用が求められるようになりました。
今回は、石川県の地域材とその必要性について触れていきます。地域材の利用に興味のある人は参考にしてみてください。
石川県の木材①地域材の必要性

近年、地域材の利用促進が進んでいます。木材を植えるだけではなく、育てて利用し、また新たに植えるというサイクルが円滑に進むことで、山村は活性化できるようになります。
森林が元気な状態になることで、地球温暖化の対策として求められている二酸化炭素の吸収能力も維持向上できます。
また、間伐などきちんと手入れの行き届いた森林は、根が発達し、下草が生えて土壌が保持できる状態になるため、土砂崩れなどの防止としても大きな働きが担えるようになります。
しかしながら、国産材の供給量はとても少なく、国内全体で見ても木材需要量のわずか3割程度となっているのが現状です。
日本には元々森林が多く、人工林はそのうち約6割を占めています。
また、森林資源の蓄積量も年々増加しており、成長して利用できる状態の木材もどんどん増えています。
それにも関わらず、国産材ではなく人工建材や外国材が多く使われているため、国産材はうまく利用できているとは言えない状態です。
さらに、林業が高齢化や担い手不足により生産性が低下していることも、国産材の利用が増えない要因のひとつになっています。結果として、手入れされず放置され、荒廃した森林も出てくるようになりました。
そのような状態では、森林は本来の能力を発揮することができません。
二酸化炭素の吸収量が低下したり、土壌が保持できなくなって土砂崩れなどが起こりやすくなったりなど、様々な弊害が出てくるようになります。
このような状態を回避するため、林業を活性化する必要があります。そして、各地域の木材・地域材の利用促進が重要になります。
石川県の地域材②ヒバとスギ

石川県の能登半島では、輪島市や穴水町を中心としたエリアで、前記事でも取り上げた県木の「アテ」が多く植えられています。
この「アテ」は、ヒノキ科アスナロ属であるヒノキアスナロという木のことを指しており、能登ヒバとも呼ばれています。
このヒバという木は、青森県や石川県など限られたエリアでしか見ることができません。
一方、石川県はスギの生産地としても知られています。スギは調湿、調温効果があり、柔らかいため肌馴染みのよい木材です。
小松市など、南加賀地域を中心としている場所で育つ加賀杉は、建材として利用されることも多い、良質な木材のひとつです。
粘り強さを特徴としており、色目は赤みがかっており、その表情の美しさには定評があります。
その他にも、白山市や小松市の一部で生産されているクワジマスギや、津幡町など能登地方を中心とした地域で多く見られるカワイダニスギなど、石川県では様々な品種のスギが生産されています。
石川県の地域材③地域材の現状

石川県において、その土地の約7割を占める面積が森林となっており、さらにこのうち約4割の部分が県木であるアテ(能登ヒバ)やスギなどによる人工林となっています。
また、森林面積のうち国有林は約1割程度、9割が民有林となっています。
かつては植えて育てる時代とされていましたが、戦後に植林され、伐採適齢期を迎えた人工林が多いこともあり、方向転換が求められるようになってきました。
今後は、ますます積極的な利活用が求められるようになります。
石川県では平成30年に石川県県産材利用促進条例を設け、森林資源の循環利用を促進するために様々な取り組みを推進しています。
県内における木材産業に目を向けてみましょう。昭和55年頃に原木の需要量はピークを迎え、その後徐々に減少していっています。
平成21年には30万立米を下回りましたが、その後は増加傾向を辿っています。
また、かつては外国産を使用することが多く、国産材が使われる割合は少なかったのですが、徐々に国産材が活用される機会も増えていき、平成20年以降は外国産よりも国産材の方が多く使われるようになっています。
今後もますます国産材に対する需要が増すと予想されます。
県産材の利用の多くが住宅で、柱や間柱などに利用されています。桁や梁、土台といった大きな部材にはまだ外国産のものが使われることがほとんどで、その結果、住宅全体として見てみると県産材が使われるのは14%となっています。
県外の国産材を含めたとしても、30%を下回っており、今後はこれらの課題にも取り組む必要があります。
石川県の地域材④行政物件の活用例

石川県では、平成10年度より「石川県産材活用推進プロジェクト―チーム」を設置し、県産材の利用促進に取り組んでいました。
平成22年に「公共建築物における木材の促進に関する法律」が施行されたことを受け、翌年に「石川県内の公共建築物・公共土木工事等における木材利用方針」を定めて、県産材の利用をさらに促進しています。
2020年7月に復元整備された金沢城公園(金沢市)の鼠多門(ねずみたもん)には、石川県産の能登ヒバやスギなどの県産材が使用されています。
石川県七尾市にある公共施設、七尾市中心市街地観光交流センターは、建設の際に地域材を積極的に利用しました。
木造瓦葺平屋2棟は伝統的な七尾町屋をイメージしたものとなっており、無垢材を利用して在来工法でつくった土蔵や、ダイナミックな見せ梁など、伝統的な美しさを感じられるものとなっています。
利用された木材265立米のうち、県産材は243立米となっており、9割以上を占めています。また、間伐材もたくさん利用しており、趣のある景観づくりに大きな役割を担っています。
また、白山市峰地内にある白山室堂公衆トイレでは、木造平屋建ての建物を計画する際に20立米の県産材が利用されました。
さらに、加賀市にある二級河川、三谷川では桟橋補修工事をする際に13立米の県産材が用いられているようです。令和元年度においては、建築工事で181立米、土木工事552立米、合計で733立米の県産材が利用されており、今後ますますの利用促進が期待されています。
石川県の地域材⑤これからの木材

公共建築だけでなく、地域材は住宅や店舗の建設時にも、構造材や内装材など様々な形で活用することができます。
また、テーブルや椅子などの家具や、鉛筆、カバンなど身の回りの製品に取り入れて、地域材が持つ温もりや香りを楽しむこともできます。
せっけんやオイルなど、様々なジャンルで活用されており、まだまだアイデアは広げられていきそうです。
フルタニランバーでは地域材の利用促進を進めています。また石川県の木だけではなく、日本全国の業界ネットワークでその地域特有の木を証明書付きで手配できます。今後、当社では国産材・地域材の取扱いを強化していきます。
このサイトでは木材を探している事業者が見たくなるようなブログを発信しているので違う記事も見ていただければと思います。
石川県地域材等の製品情報はこちらから
能登ヒバとは?特徴や効果、活用事例等を紹介
森林が広い地域に分布している日本では、木材も重要な天然資源になっています。
林業が主要な産業となっている地域も多いですが、石川県の能登地方なども、林業が盛んな地域です。
石川県の県木で能登地方を代表する木材として知られているのが能登ヒバです。
石川県の木材問屋である当社フルタニランバーでは地域材の利用促進の為、能登ヒバの取扱いを強化しています。
この記事では、能登ヒバの特徴や活用事例、また新たな活用方法について詳しく紹介するので、能登ヒバに興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
能登ヒバとは

この項目では、能登ヒバとは(由来 等)どのような種類の木材であるかについて、詳しく紹介します。
能登ヒバとは、能登地方で档(あて)と呼ばれている植物のことです。
档は東北地方に広く自生しているヒバと同じ種類の植物ですが、能登地方では古くからこの名前が使用されています。
能登産のヒバであるから、能登以外の地域では能登ヒバと言われることが多いですが、能登地方を代表するブランド木材として、全国的にも広く知られるようになりました。
能登ヒバの学名は「ヒノキ科アスナロ属ヒノキアスナロ」と言い、アスナロに近い種類の植物であることがわかっています。
アスナロは日本の広い地域に自生している植物で、北は北海道の南部から南は九州地方まで広い地域で植林可能です。
能登ヒバに代表されるヒノキアスナロの木はアスナロ属の植物の中でも、緯度が高い地域に多く自生しています。
北海道が北限であることは他のアスナロ属の木と共通していますが、ヒノキアスナロの南限は、関東地方の北部です。
能登半島を含む北陸地方の広い地域に分布している植物で、佐渡島にも自生しています。
能登ヒバの歴史

能登地方でいつ頃から能登ヒバが植林されるようになったのか詳しいことはわかっていませんが、12世紀に他国から持ち込まれたものが由来になったという説もあります。
当時東北地方の有力な豪族であった奥州藤原氏の一族が、地元のヒバを苗の状態で持ち込んだと言われていて、このヒバがきっかけとなり、能登の広い地域にヒバが植林されるようになったと伝えられています。
能登ヒバには別の由来もあり、17世紀に他国から持ち込まれたのがきっかけで、能登に広く植林されるようになったという説もあります。
この説では、当時加賀藩の藩主であった前田綱紀がヒバを他国から取り寄せたということになっています。
綱紀がヒバの苗木を手に入れたのは現在の青森県で、当時この地域では他国にヒバを持ち出すことを禁止していたことから、加賀藩の藩士を直接現地まで派遣して、苗木を入手させたという言い伝えが残っています。
どちらが本当の由来であるかは現在でも不明で、上記の両方の説とは全く別の説も有力です。
能登ヒバのルーツ

能登ヒバは他国から持ち込まれたものではなく、もともとこの地方に自生していたという説もあります。
この説の有力な根拠となっているのが、能登地方で発見された縄文時代の遺跡です。遺跡からヒバの木材が発見されため、縄文時代からこの地域でヒバが利用されていたことが証明されました。
このヒバが、地元で自生していたものを切ったものなのか、他国の人間から譲り受けたものかは不明ですが、能登自生説の有力な根拠の一つとなっています。
その一方、奥能登地域に古くから自生する能登ヒバの遺伝子を研究した結果、東北地方のヒバとは特徴が異なっていたという研究結果も発表されていて、能登に自生していた可能性がより高くなりました。
能登ヒバの特徴

この項目では能登ヒバの特徴(効果・価格)について、まとめて紹介します。
能登ヒバは非常に多くの効果をもつ木材として知られていて、特に有名なのが殺菌効果や防腐効果です。
ヒバ材の特徴やメリット、価格相場については🔻の記事で解説しています。ぜひご参照ください。
◆「ヒバ材」にはどのような特徴がある?主な用途やメリット・デメリットも解説
能登ヒバの効果

能登ヒバに強い殺菌・防腐効果があるのは、ヒノキチオールという成分を多く含んでいることが理由となっています。(※このヒノキチオールは名前にヒノキがつきますが、ヒノキには含まれていません。)
能登ヒバには消臭効果もあり、トイレの匂いや生ごみの匂いなどもおさえることができます。
虫を寄せ付けにくい効果があることも能登ヒバの大きな特徴になっていて、虫が多い地域に家を建てたい場合にも最適な木材です。
能登ヒバには気持ちを落ち着かせるアロマ効果もあり、能登ヒバで作られた家は独特の良い香りがするので、家の中でリラックスした時間を過ごせるのが魅力です。
能登ヒバの価格相場

価格が手ごろであることも能登ヒバの特徴で、日本でも広く販売されているスギの木の1.6倍から2倍程度の価格で購入できます。
2021年3月におけるスギの素材価格は全国平均で1立方メートルあたり13400円であったので、この値から計算すると、同月の能登ヒバの1立方メートルあたりの平均的な素材価格は、21000円から27000円程度であったと推定できます。
能登ヒバの活用事例

この項目では、能登ヒバの活用事例(フローリング・羽目板・まな板・チップ・箸 等々)や新たな取組(楽器制作)について、詳しく紹介します。
能登ヒバの活用事例①

能登ヒバの活用事例の一つとしてあげられるのが、住宅のフローリング・羽目板です。
フローリング・羽目板用の木材として能登ヒバが最適なのは美しい木目を持つ見た目と高いアロマ効果があるからです。
柔らかで快適な足触りでリビングや寝室のフローリング・壁・天井などにおススメです。
能登ヒバの活用事例②

能登ヒバは内装のトイレ・風呂場・キッチン・ランドリールームなど水廻りの空間にも活用が出来ます。
能登ヒバが水廻り空間の材料として最適なのは、アンモニアに対する強い消臭効果と水湿に強い効果を持っているからです。前述のフローリングなどに加工し、是非、水廻り空間にご利用ください。
能登ヒバの活用事例③

能登ヒバは住宅の構造材の材料としても高い性能があります。
能登ヒバは耐久性が高く腐りにくく、高い防虫性から白蟻に強いからです。
材料は⾧持ちするため、住宅の骨組みの土台と柱にも適しています。住宅の老朽化の原因となることも多いシロアリの被害を、効果的に防ぐことができます。
能登ヒバの活用事例④

能登ヒバはまな板の材料としても、活用することができる木材です。
能登ヒバがまな板の材料として最適なのは、包丁の衝撃にも耐えられる十分な強度を持っているからです。
能登ヒバはせん断やめり込みに対して強い強度を持っている木材として知られていて、林業試験場でおこなわれた実験では、カラマツなどのせん断に対する基準強度が2.1N/平方ミリメートルであったのに対し、能登ヒバの参考試験値は5.0N/平方ミリメートルとなっていて、2倍以上の強度を持っていることがわかりました。
能登ヒバの活用事例⑤

能登ヒバはお箸の材料としても広く使用されています。
お箸は人の口の中に直接入れるものなので、使用する木材によって品質も大きく異なりますが、能登ヒバはお箸の材料として使用するにも最適な木材です。
能登ヒバがお箸の材料に向いているのは、高い殺菌機能を持っているからです。食物の雑菌がつきやすいお箸も、清潔に使用しやすいのがメリットです。
能登ヒバの活用事例⑥

能登ヒバはチップの材料として活用することもできます。
チップの材料として使用する木材に必要なのは香りの良さですが、特有の芳香があることも能登ヒバがチップの材料として向いている理由です。
能登ヒバのチップはさまざまな目的で活用できますが、靴の中にチップを入れておけば、天然の消臭剤や抗菌材としても使用できます。
能登ヒバの新たな取組

弊社では、能登ヒバで検証されている効果とは異なる新たな利用価値を創造するプロジェクトに取り組んでいます。
能登ヒバは高い音質を持つことが仮説としてあり、これまでスピーカーやサウンドルームの内装などにも使用されてきました。
弊社ではそれを実証するため、能登ヒバで楽器を作る事業を展開します。
また楽器材に使われる材は、高級な天然銘木であることが多く、それらに変わるサスティナブルな新しい楽器材としての利用価値も創造します。
このプロジェクトは 「ATENOTE (アテノオト)」と名付け、今後、楽器メーカーとタイアップし、様々な楽器を制作します。
能登ヒバを使って実際にギターを試作しました。ボディだけでなく、繊細な部位のネックや指板・ナットにも能登ヒバを使用しました。
ネック・指板・ナットで使用する為に、弊社オリジナルの木材乾燥機で木材乾燥を行い経年変化を抑えたことと、硬度を向上させるために木材を圧縮する技術を使用しました。
能登ヒバは針葉樹で比重0.41程と軽めです。楽器の部材としては硬度が足りない場合がありますが、今後この圧縮技術を応用させて制作を進めます。
実際に制作したギターの音域特性は、中音域に優れた印象で素材自体が持つ生鳴りを体で感じられ唯一無二のサウンドを有することがわかりました。またハムバッカーピックアップとの相性が良く少ないコントロールで多様な音が作れます。
実際の試奏動画はこちら。
実際に試奏したプレイヤーからも評価が高く、音が良いという新たな特性を1つ実証できました。
現在、エレキギターの他、エレキベース、ロックドラムセット、アコースティックギター、ハープ、和太鼓、ピアノ、バイオリンなどの制作も計画しています。
能登ヒバを入手する方法

この項目では能登ヒバを入手する方法について、詳しく紹介します。製品として完成された状態の能登ヒバを手に入れたい場合には、弊社サイトからお問い合わせ頂き、お電話などで用途などをお聞かせ頂き、ご提案をさせて頂きます。
原産地である能登まで足を運んで、現地で購入するという方法もありますが、弊社独自のネットワークと木材乾燥・製品管理・加工技術で高品質な製品をお届けいたします。
木材は品質管理がとても重要です。製品を入手したい場合には木材を専門にワンストップサービスを行っている弊社をご利用ください。
また最近では能登ヒバを使用した製品を販売しているショップも多くあります。自宅にいながらにして、能登ヒバを使った製品を入手することも可能です。
まとめ

能登ヒバの由来や特徴について詳しく紹介してきましたが、能登ヒバは木材としての魅力を多く持っているので、さまざまな用途で利用されています。
ヒバ材の特徴やメリット、価格相場については🔻の記事で解説しています。ぜひご参照ください。
◆「ヒバ材」にはどのような特徴がある?主な用途やメリット・デメリットも解説
この記事を読んで能登ヒバに興味を持たれた方は、是非フルタニランバーまで、お問い合わせください。
