桐の木材としての性能は?特徴や使い方を徹底解説

桐(きり)は日本において古くから家具や楽器などの原料として用いられてきた歴史があり、私たち日本人にとっては特別な木材のひとつです。
桐=高級というイメージがありますが、それ以上のことはよく知らないという方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、桐にはどういった特徴があるのか、ほかの木材と比較した場合の強みや弱点なども含めて詳しく解説します。
桐の木とは

桐(きり)はゴマノハグサ科キリ属の落葉広葉樹で、北海道南部から本州にかけて分布しています。
6月から7月頃になると淡い紫色の花を咲かせ、成長すると高さ15メートルほどに達することもあります。
日本では特に東北地方や関東地方へ多く植栽されてきた歴史があり、青森県および岩手県で伐採された桐は「南部桐」、福島県の桐は「会津桐」ともよばれます。
桐という名前は、伐採してもすぐに枝が伸びていくことから”切る”、”切り”が由来といわれており、極めて成長が早い特徴があります。
ただし、寒冷地で育つ桐は温暖な地域で育つ桐よりも成長スピードが遅く、その分密度が高い上質な木材となることから東北地方の桐は高値で取引されるのです。
関連記事:ヒノキ(檜・桧)の木材の特徴や原木価格|ヒバとの違いについても
桐の木材としての特徴

桐と聞くと「桐タンス」をイメージする方も多いように、日本において桐は古くから家具の材料として重宝されてきた歴史があります。
なぜこれほどまでに桐は重宝されるのか、ほかの木材にはない桐ならではの特徴をいくつか解説しましょう。
吸湿性・保湿性が高い
桐材の内部には蜂の巣のような細かな空洞が無数に存在し、この内部にわずかな水分を吸収することができます。
また、反対に空気が乾燥している環境下では、内部に含んだ水分を放出します。
数ある木材のなかでも桐材の吸湿性は優れており、湿度を一定に保つ働きをしてくれるのです。
防カビ効果が高い
桐材には「タンニン」や「パウロニン」、「セサミン」とよばれる成分が含まれており、これらは優れた抗菌・防腐効果を発揮します。
また、上記でも紹介した通り湿度を一定に保つ働きがあるため、抗菌・防腐効果と調湿効果によってカビの繁殖を抑えることができるのです。
防虫効果が高い
桐材に含まれるタンニンには優れた防虫効果もあります。
特に桐にはタンニンの含有量が多く、家具に使用することで虫の侵入を防いでくれる効果があるのです。
断熱性が高い
桐材の内部には無数の空洞があると紹介しましたが、これは見方を変えると多くの空気を含んでいるということです。
空気の層が厚いほど熱を通しにくく、優れた断熱効果を発揮します。
また、桐は燃えにくい木材のひとつであり、表面が焼け焦げたとしても内部まで火が回りにくい特性があります。
大切な着物や、貴重品を収納する家具や金庫などに桐材が重宝されるのは、このような理由があるためです。
柔らかく軽い
桐材は内部に空洞が多いため、密度が低い木材でもあります。
同じ大きさの他の木材と比較しても重量は極めて軽く、非常に柔らかい特徴をもっています。
フローリング材など、傷がつきやすいモノの製作には向いていませんが、家具や楽器など繊細な加工が求められる用途に多く用いられてきました。
関連記事:桜の木とは?サクラ材はどんな木材?特徴や値段について解説!
桐の木材にデメリットはある?

さまざまなメリットがある桐材ですが、これらとは反対にデメリットとして考えられることは何なのでしょうか。
傷つきやすい
桐材は非常に柔らかく繊細な木材であるため、傷がつきやすいという弱点があります。
特にフローリング材に使用した場合、断熱性が高く温かい感触を得られる一方で、モノを落としたときに大きな凹みができたり、引っ越しや模様替えの際に床に傷がつくこともあります。
そのため、桐材は傷がつかないよう慎重に扱うことが大切です。
変色しやすい
桐材に含まれるタンニンは、年数が経過すると黒く変色しやすいという特徴があります。
これは木材の内部に含まれていたタンニンが、時間の経過とともに表面に浮き上がってきて、酸化することで生じる化学反応です。
経年変化を楽しむことができればベストですが、鮮やかな木材の色に惹かれて桐材の家具を選んだ方にとっては、残念に感じてしまうかもしれません。
水に弱い
桐材は内部がスポンジのような組織になっているため、水を吸収しやすい特性があります。
わずかな湿度の変化であれば吸湿性を発揮しますが、水に濡れてしまうと大量の水分を吸収し、木材そのものが膨張・変形する可能性があります。
また、あまりにも大量の水分を吸収してしまうと防カビ効果が失われ、内部でカビが繁殖することもあるでしょう。
屋外で使用される屋根材や、水滴が付着することの多いダイニングテーブルの天板などには、不向きな素材といえます。
関連記事:ブナの木(ビーチ材・ブナ材)の特徴とは?経年変化やオーク材との違いを解説
桐の木材の主な用途

桐は日本において高級木材として重宝されてきました。
一般的に「和」を感じられる木材工作に使われることが多いですが、特に代表的な用途をご紹介しましょう。
家具
桐のもっとも多い用途として挙げられるのが、高級家具の原材料です。
「桐タンス」はその代表格であり、桐材がもつ吸湿性・防カビ・防虫といった特性が最大限に活かされています。
また、タンス以外にも吸湿性を活かし、高級ベッドの”すのこ”部分に桐材が使用されることもあります。
楽器
日本の伝統的な楽器である「琴(こと)」あるいは「箏(そう)」は、桐材を加工して作られます。
特に密度の高い寒冷地で育った桐材が使用されることが多く、また一本の木から切り出して加工するため、一本一本に音の個性が現れます。
また、昨今では桐材の軽量さを活かし、ギターのボディに使われるケースもあるようです。
箱
家具や楽器以外にも、桐材は高級感を演出するための包装箱に使用されることがあります。
たとえば、ワインやウイスキー、アクセサリー類、高級食材などを贈る際、桐の箱に包むだけで高い格調が感じられるものです。
また、万が一火事があったとしても、内部まで火が回るのを防いでくれるため、金庫の内箱材や貴重品入れ、小物入れなどにも重宝されます。
木炭
桐を原料に作られた木炭は着火性が良好で、火力も強すぎないことから使い勝手に優れています。
また、その着火性の高さを活かし、粉状に加工したものを火薬に混ぜて使用することもあります。
関連記事:木材加工とはどんな加工?種類や機械、依頼する業者を選ぶポイント
桐の木材の価格は?
桐は日本国内で植林が進み、家具をはじめとしてさまざまな用途に活用されてきました。
しかし、昨今では林業における人手不足や森林管理の手間などもあり、コストの高い国産材ではなく、輸入品が選択されるケースも増えています。
たとえば、家具量販店などで販売されている10万円程度の安価な桐タンスは、そのほとんどが海外から輸入した桐材を原料としています。
仮に国産の桐材を使用して同じ桐タンスを製作するとなると、数十万円以上のコストがかかってしまいます。
このように、一口に桐材といっても国産材と輸入木材では価格が大きく異なるのです。
フルタニランバーでの桐材の扱い
高級木材である桐材はコストが高く、材料として選択するにはハードルが高く感じられるものです。
また、そもそも桐材を取り扱っているお店も少なく、どこで購入できるのか分からないという方も多いでしょう。
そのような場合には、ぜひ一度フルタニランバーへご相談ください。
当社では中国産の桐を加工した桐の巾剥ぎ材(SLB)などを取り扱っており、無垢材に比べて安価なコストを実現しています。
また、桐材の弱点である変色を抑えるために漂白処理も施しているため、年数が経過しても桐本来の美しい色合いをお楽しみいただけます。
【主なサイズ】
| 幅 | 910mm |
| 長さ | 1820mm、2440mm |
| 厚さ | 9mm、12mm、15mm、25mm |
上記のサイズから選択でき、用途に応じた加工にも対応させていただきます。

まとめ
高級木材の代表格である桐は、日本において古くから特別な木として重宝されてきました。
桐タンスはもちろん、琴をはじめとした日本の伝統楽器にも用いられ、現在ではギターやベッドフレームなど用途は拡大しています。
柔らかく軽量であるため加工がしやすい木材ですが、その一方で傷や水分に弱く年数の経過とともに変色がしやすいという弱点もあります。
桐材を使用する際には、このような特性を見極めたうえで慎重に判断することが大切です。
高品質の桐材をお探しの方は、ぜひ一度フルタニランバーまでお問い合わせください。
有機JAS認証は木材にも適用される?取得の流れや費用を解説

建築資材に不可欠な木材は、管理や加工の仕方次第で品質が大きく変わってきます。
そこで、一定の品質やサービスマネジメントに適合している木材を見極めるために役立つのが「JAS認証」という制度です。
木材を取り扱う事業者にとっては他社との差別化やブランディングにつながりますが、JAS認証の取得はどのような手順を踏めば良いのでしょうか。
本記事では、JAS認証の流れや取得にかかる費用などを詳しくご紹介します。
JAS認証とは?

JAS認証とは、一言でいえば「JASマークを利用するための認証制度」のことです。
JASマークとは、さまざまな農林水産物および食品などの品質・サービスマネジメントなどが規格に適合していることを証明するものです。
国から認められた第三者機関であるJAS認証機関の審査・認証を受けることにより事業者は認証事業者として認められ、自社が販売する製品にJASマークを付与できます。
JASマークが付与されている製品は一定の規格を満たしていると消費者にアピールでき、他社との差別化にもつながります。
JAS認証を行う認証機関は、JAS認証そのものの信頼性を担保するために独立行政法人農林水産消費安全技術センターが国際的な基準(ISO/IEC 17065)に適合しているかを審査します。
そして、農林水産大臣が認証機関を認定しています。
JAS認証は木材にも適用される?

JASマークは「農林水産物および食品など」に付与されると紹介しましたが、この文言だけでは抽象的で戸惑う方も多いでしょう。
特に、木材を取り扱う事業者にとっては線引が難しく、JAS認証を受けられるのか不安に感じる経営者も多いはずです。
製材も対象となる
結論からいえば、木材や製材といった林産物も農林水産物に含まれ、JAS認証が適用されます。
認証機関によっても認証可能な林産物は異なりますが、主に以下に該当するものはJAS認証に対応しています。
- 製材
- 枠組壁工法構造用製材
- 合板
- フローリング
- 集成材
- 単板積層材
- 構造用単板積層材
- 構造用パネル
- 枠組壁工法構造用たて
- 継材
- 直交集成板
また、上記のような一般木材以外にも竹材や漆、立木竹も対象に含まれます。
有機JAS認証は食品が対象
スーパーやコンビニ、道の駅などの生鮮食品を扱うお店で「JAS」マークを目にしたことがある方も多いはずです。
農林水産物および食品のうち、有機食品の認証制度として運用されているのが「有機JAS認証」です。
有機栽培によって育てられた野菜やフルーツを販売する際、商品名やラベルなどに「有機」または「オーガニック」という文言を使用するためには、「有機JAS認証」を受ける必要があります。
関連記事:木材乾燥はなぜ重要?やり方の違いや機械の特徴も解説
JAS認証の取得費用

JAS認証を取得するためにはどの程度の費用がかかるのでしょうか。
認証機関によっても認証可能な林産物は異なるほか、どの製品についてJAS認証を取得するのかによっても手数料の金額は変わってきます。
たとえば、標準製材の場合は新規のJAS認証取得に30万円から40万円以上、枠組壁工法構造用製材も27万円から40万円程度の費用がかかります。
ひとつの工場で複数の製材を加工・販売している場合には、その製品分の取得費用を支払う必要があります。
関係書類の作成・発行手数料、検査業務のために審査員が現地へ向かう際の往復旅費・交通費なども申請者の負担となります。
関連記事:家具や木造住宅に使用される人気の木材の種類一覧やそれぞれの特徴
林産物の登録認証機関
林産物のJAS認証を取得する際には、どの認証機関へ申請を問い合わせや申請を行えば良いのでしょうか。
日本国内で林産物のJAS認証を行っている認証機関は以下の3団体があり、認証機関によっても林産物の種類は以下のように異なります。
| 所在地 | 連絡先 | 認証可能な林産物 | 対応区域 | |
| 公益財団法人日本合板検査会 | 東京都中央区東日本橋三丁目7番19号 | 03-6810-8710 | 枠組壁工法構造用製材
枠組壁工法構造用たて継ぎ材 集成材 直行集積板 単板積層材 構造用パネル 合板 フローリング 接着たて継ぎ材 |
国内・海外 |
| 一般社団法人全国木材検査・研究協会 | 東京都千代田区永田町二丁目4番3号 | 03-6206-1255 | 製材
枠組壁工法構造用製材 枠組壁工法構造用たて継ぎ材 |
北海道を除く国内・海外 |
| 一般社団法人北海道林産物検査会 | 北海道札幌市中央区北4条西5丁目1番地 | 011-251-7830 | 製材
枠組壁工法構造用製材 枠組壁工法構造用たて継ぎ材・素材 |
北海道 |
上記の表にあるように、認証機関によっても対応区域が限られているケースがあります。
たとえば、一般社団法人北海道林産物検査会では北海道からのみ申請に対応しており、それ以外の地域からは申請不可です。
関連記事:木材不足と木材高騰を招いたウッドショックの解説と原因について
JAS認証取得の流れ

実際にJAS認証を取得する際には、どのような流れで手続きや審査が行われるのでしょうか。
申請事業者側で行う手続きと、認証機関側で行われる手続きに分けて紹介します。
1.【申請事業者が実施】JAS認証への理解を深める
はじめに、JAS認証そのものへの理解を深めたうえで、なぜ自社でJAS認証を取得するのか目的を明確化します。
JAS認証には高額な手数料が発生するため、十分な費用対効果が得られるかどうかも慎重に検討する必要があるでしょう。
2.【申請事業者が実施】自社が基準を満たしているか確認
JAS認証の取得には生産設備や施設の広さ、スタッフの数、有資格者の数などさまざまな要件を満たさなければなりません。
現在の自社の状況と照らし合わせ、JAS認証の取得が現実的であるかを確認しておきましょう。
3.【申請事業者が実施】登録認証機関を決定
自社の体制や準備が整ったら、認証機関を選定します。
上記でも紹介した通り、日本国内には3つの団体が認証機関として登録されているため、自社の取扱商品に対応している認証機関を選定してください。
4.【申請事業者が実施】講習を受講
JAS認証の取得にあたっては、認証機関が指定する講習会に参加する必要があります。
品質管理担当者や責任者などが受講するケースが多いですが、業務内容や役割も考慮しながら受講者を決定してください。
5.【申請事業者が実施】申請書を提出
認証機関から申請書を取り寄せ、必要事項を記入のうえ添付書類も同封したうえで申請を行います。
申請する事業者が行う作業はここまでで、以降は認証機関側での審査に移行します。
6.【認証機関が実施】書類審査
申請事業者からの書類が認証機関へ到着したら、書類審査が行われます。
書類審査では必要な添付書類が揃っているか、申請書に記入漏れがないかといった不備を確認します。
この時点で不備があった場合、書類の再提出が求められることもあります。
7.【認証機関が実施】実地検査・製品検査
書類審査を通過したら、実地検査および製品検査に移行します。
事務所や工場などへ審査員が出向き、申請書に記載された内容と現場の状況が一致しているか、さらにJAS認証で求められる技術的要件を満たしているかも調査されます。
8.【認証機関が実施】認証決定・認証書の交付
実地検査と製品検査の結果、要件を満たしていると判断されれば「認証事業者」として認められ、認証書が交付されます。
ただし、認証後も不定期(年1回程度)の検査と実績報告(毎年6月)を行う必要があります。
関連記事:日本の環境問題の救世主!再生可能な素材として『木』を使う?
JAS認証材はフルタニランバーにご相談ください
JAS認証の取得には多額のコストがかかるため、木材を扱う事業者にとっては大きな負担となります。
そのため、JAS認証材を取り扱っている事業者は決して多くなく、木材の市場においても流通量は限られています。
しかし、消費者からしてみればJAS認証材は信頼の証でもあり、一定の品質や要件を満たしていることから安心して購入できます。
多少価格は高くても、JAS認証材を選びたいという消費者は多いでしょう。
「JAS認証材を探している」方は、ぜひ一度フルタニランバーへご相談ください。
石川県金沢市のフルタニランバーでは、国内はもちろんのこと海外からもさまざまな木材を仕入れており、JAS認証材もご準備も可能です。
また、丸太や製材そのものの販売だけでなく、用途や目的に応じた木材加工にも対応しているため、加工の手間も最小限に抑えられます。
まとめ
農林水産物における一定の品質やサービスマネジメントを証明するJASマークは、JAS認証を取得した事業者のみが利用でき、このような制度をJAS認証とよびます。
製材や床材、構造材といったさまざまな木材にもJASマークは付与できますが、事業者がJAS認証を取得するためには多くのコストと手間、時間を要します。
信頼性の高いJAS認証材は市場の流通量も限られており、取り扱い事業者を探すのも簡単ではありません。
このようなお悩みを抱えている方は、ぜひ一度フルタニランバーまでご相談ください。
木材加工とは?依頼する業者を選ぶポイントを解説
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建築用資材や家具、工芸品など、さまざまな製品の材料となる木材。日曜大工やDIYなど簡単な加工であれば一般的な工具でも対応できますが、木材の種類やサイズによっては自前での加工が難しい場合もあるでしょう。
そこで本記事では、木材加工にはどういった種類があるのか、使用される機械、専門業者の選び方なども含めて解説します。
木材加工とは?

木材加工とはその名の通り、用途や目的に応じて木材を最適な形状・寸法に加工する作業を指します。
たとえば、テーブルの天板に使用する木材と天井板に使用する木材とでは厚みや長さが異なります。
また、天板の場合は日常的に人の手が触れるため、表面の手触りを良くするために削ったり、角や縁の部分に丸みをつけておく必要もあるでしょう。
一方、天井板の場合は美しい木目が出るよう、丸太をカットする部位を考慮する必要もあります。
木材加工の種類

木材加工と聞くと、木をカットしたり削ったりという作業をイメージする方も多いと思います。しかし、一口に加工といってもさまざまな種類があり、用途や目的に応じて使い分けなければなりません。
木材加工の主な種類をご紹介しましょう。
面取り加工
木材をカットしただけではカットの断面部分が鋭く、飛び出たささくれによってケガをするおそれもあります。
そこで、縁の部分を削り滑らかにする必要がありますが、この作業を面取り加工とよびます。
しゃくり加工・さね加工
フローリング材など複数の板を組み合わせると、湿度の変化によって木材が膨張し、凹凸やたわみが現れることがあります。
これを防ぐために有効なのが、しゃくり加工・さね加工です。板材の外周部分を削り、複数枚の板がすっぽりと溝にはまるように加工することで、平坦で均一的な仕上がりを実現できます。
表面加工
カットしたての木材は表面にザラつきがあり、そのまま手を触れるとケガをするおそれがあります。
これを防ぐために、木材の表面を削ることを表面加工とよびます。表面を滑らかにするための加工だけでなく、木材本来の表情や木目を強調するために、あえて粗目に仕上げることもあります。
レーザー加工
レーザー加工とは、特殊なレーザー光線を照射し木材をカットしたり形状を整えたりする加工方法です。
レーザー光線を照射することでピンポイントに熱エネルギーが集中します。レーザーの出力や照射時間を調整すれば、木材のカットはもちろん表面に細かなデザインを施すことも可能です。
R加工
R加工とは、カットした木材の角の部分に丸みをもたせる加工方法を指します。
特に、テーブルの天板や家具などの角に加工が施されていないと、体の一部がぶつかったときにケガをする危険があります。このような事故を防ぐためにも、人がつねに触れる部分の木材にはR加工が必須です。
造作材加工
造作材とは、天井板や床材、敷居、鴨居など、内装に広く用いられる木材を指します。これらの用途に合わせ、施工する場所の寸法や形状に合わせて木材を加工することを造作材加工とよびます。
3D加工
3D加工とは、木材を立体的に切り出して複雑な形状に加工する方法のことです。
比較的単純な3D加工の例としては、食器やカトラリーが代表的ですが、より高度な3D加工ともなれば工芸品や民芸品の製作や、デザイン性の高い家具などにも活かすことができるでしょう。
木材加工に使われる機械

スピーディーかつ精密な木材加工を実現するためには、どのような工作機械が使用されるのでしょうか。
手押しカンナ
カンナといえば木板に刃物が斜めに固定された切削工具をイメージする方が多いと思います。
これに対し、手押しカンナは面取り加工や表面加工を効率化するための大型工作機で、機械に設置されたガイドに沿って木材を滑らせることでスピーディーに表面を削ることができます。
プレーナー(自動カンナ)
プレーナーもカンナの一種で、自動カンナともよばれます。
木材の厚さを均一に整えるために用いられることが多く、手押しカンナとセットで使用するのが一般的です。
丸ノコ昇降盤(テーブルソー)
丸ノコ昇降盤は、作業台のような天板に丸ノコが固定されており、この上に木材を置いて滑らすことできれいにカットできます。木材をカットする工作機械はさまざまなものがありますが、丸ノコ昇降盤は木材の縦方向(繊維方向)に沿ってカットする場合に多く用いられます。
幅広い形状、サイズの木材をカットするために用いられる定番の工作機械であるため、多くの製材所や工場に設置されています。
精密横切り盤
精密横切り盤も木材をカットするための定番の工作機械であり、多くの製材所・工場で使用されています。
丸ノコ昇降盤は木材を縦方向にカットしますが、精密横斬り盤はその名の通り、横方向(繊維に対して垂直方向)にカットする場合に用いられます。
プレス機(フラッシュプレス)
プレス機は別名フラッシュプレスともよばれ、芯材に2枚の合板を組み合わせたフラッシュ板とよばれる建築資材を作るための工作機械です。
芯材と合板を組み合わせる際に強い圧力をかけることから、プレス機とよばれています。
NCルーター
NCルーターとは、木材を一定の深さにくり抜くための工作機械です。さまざまなデザインや意匠を施したり、彫刻や3D加工などさまざまな用途に対応できます。
レーザー加工の場合は発炎が生じ材料が変色することがありますが、NCルーターであればそのような心配がなく、高品質で緻密な加工が可能です。
木材の種類と使用用途

木材加工においては、用途や目的に応じて工作機械を使い分けることはもちろん、木材の種類を把握しておくことも重要です。
代表的な木材の種類と用途をそれぞれ解説しましょう。
無垢板材
無垢板材とは、丸太の状態から用途に応じて切り出した木材を指します。板材や角材のなかには複数の木材を接着剤で組み合わせたり、張り合わせたりしたものもありますが、無垢板材はこのような加工を行っておらず、自然本来の木目や風合いを楽しめます。
そのため、床材やテーブルの天板、階段の踏み板などに使用されるケースが多いです。
集成材
集成材とは、サイズの異なる複数の木材を特殊な接着剤でつなぎ合わせ、1枚の板材として加工したものを指します。木目はバラバラですが、一定の強度を保てるほか比較的安価で入手しやすいメリットがあります。
強度に優れているため、柱や梁といった構造材に使用されることが多いほか、コストパフォーマンスを重視する場合には家具や床材、階段の踏み板などにも使用されます。
>>集成材とは?木材としてのメリットやデメリット、用途別の選び方を解説
フローリング材
フローリング材とはその名の通り、フローリングに使用するために加工された板材のことです。
木材は湿気によって膨張・収縮がしやすいことから、フローリング材を製作する際には、しゃくり加工・さね加工を施すことで凹凸の少ない均一的な仕上がりが期待できます。
合板
合板とは、薄くスライスした木材(単板)を複数枚重ね合わせたものを指します。単板は別名ベニヤともよばれ、これらの材料はホームセンターなどでも簡単に入手できます。
合板は壁や屋根、床などのほか、基礎工事の型枠などに使用されることもあります。
芯材
芯材とは、樹木の中心部に近い部分を加工して作られる木材です。
樹木は中心部に近いほど硬い性質があるため、芯材は特に大きな荷重のかかる柱や梁などの構造材として用いられます。
また、芯材は外側の辺材に比べて色も濃いため、重厚な雰囲気のある高級家具の材料としても重宝されます。
天板
天板とは、テーブルや机の上に固定する板のことです。天板にはガラス製や樹脂製、石でできたものなどさまざまなものがありますが、自然の温もりを感じられることから木材は特に人気があります。
つねに人が触れる部分でもあるため、面取り加工や表面加工、R加工など仕上げに手間を要します。
木材加工を依頼するときの業者を選ぶポイント
木材はホームセンターなどでも入手でき、ほとんどのお店では必要なサイズや寸法にカットしてくれるサービスも提供しています。
しかし、ホームセンターで取り扱っている樹種や木材のサイズには制限があり、必ずしも目的の木材が見つかるとは限りません。
木材加工を依頼する際には、できるだけ多くの樹種を取り扱っている専門店を探すことが重要です。また、樹種によっても硬さや木目、色合い、加工のしやすさなどさまざまな違いがあることから、用途に合わせて最適な提案をしてくれる業者へ相談してみましょう。
木材に関するノウハウが豊富で多くの樹種を扱っている業者ほど、さまざまな工作機械や設備が充実しており多様な加工にも対応できるはずです。
木材加工ならフルタ二ランバーにお任せください

木材加工を依頼しようと検討しているものの、近所に信頼できる専門業者が見つからない、あるいは在庫がなくお困りの場合にはフルタニランバーまでご相談ください。木材を知り尽くした職人集団が対応させていただきます。
フルタニランバーでは国産木材はもちろん、世界各国からもさまざまな木材を輸入しており、豊富な樹種の在庫を確保しています。
また、木材加工を担う職人は経験豊富で、丁寧な加工・塗装技術で美しい仕上がりを実現します。少量多品種の木材加工にも対応しているため、たとえばオーダーメイドの家具を一から製作したいといったニーズにも応えることができます。個人の方や少量からのオーダーも大歓迎です。
まとめ
一口に木材加工といっても、カットや切削などさまざまな工程があり、それに応じて専用の工作機械も使い分ける必要があります。また、木材の知識やノウハウがない場合には、樹種の違いや特徴を把握し最適な提案ができる専門業者に相談する必要もあるでしょう。
多様な樹種の木材を取り扱い、さまざまな木材加工に対応できる業者が見つからない場合には、ぜひ一度フルタニランバーまでご相談ください。
レンガウッドはどこのどんな木?特徴や価格、サクラやカバとの違いを解説

フルタニランバーでは2016年から取扱いを始めている木材「レンガウッド」。
皆さん聞いたことは有るでしょうか?
日本国内では、まだまだ知名度が低いこの樹種を、今回取上げ説明をさせて頂きます。
レンガウッドとは?

レンガウッドは南米大陸に位置するチリの最南端で植林されています。
植物学上はナンキョクブナ科です。
全体の量の70%ほどはチリ国内で使用されますが、北米・中国にも輸出されています。日本への輸出例は少なく非常に稀です。
2009年にFSC認証(世界的な合法木材認証)を取得しています。
世界では違法伐採禁止の取組みが拡がり、材料調達は更に慎重さが必要になっています。
FSC認証材は適切に管理、伐採をされた持続可能な木材です。
認証を取得していることは非常に重要であり、地球環境への取組などへ貢献する為には、認証材を選ぶことをおススメします。
レンガウッドの特徴

木目・色
木質・見た目は国内樹種と比較するとカバ・サクラ等に近くチリのチェリーとして扱っています。
木材の比重も同程度0.55程です。
アメリカではアメリカンブラックチェリーの代用としても使用されています。
白太は黄色かかった白、赤身は濃淡のあるピンク色です。
塗装はクリアでも着色でも美しい仕上がりになります。
グレード
板のランクは以下で分けられています。

経年変化
ピンクやイエロー・ホワイトなどの色身が混在しますが、時間の経過とともに色身は濃くなる傾向があります。
ピンク色部分は赤く変化し全体的に深みを帯びていきます。
木材の共通項としてその色身の変化をお楽しみ頂ければと思います。
耐水性
高い耐水性があり、チリ国内では外部使用されています。
ウッドデッキ材に使用されるイペ・ジャラなどに匹敵する耐水性と言えるでしょう。

レンガウッドの主な用途
広葉樹で耐久性が高く加工性も良好なことから以下の用途で主に使用されています。
羽目板・フローリング

耐久性やデザイン性が高いことから壁や床にも使用されています。
加工性も高く仕上げも容易です。
家具

家具にも使用されています。塗装を施すことでアンティーク調の家具も作ることが出来ます。
個性的でデザイン性の高い家具を作ることができます。
サクラやカバとの違い
学術的にはブナ科に属しますがサクラやカバなどの樹種に近い性格を持っています。
独特のガムポケット(樹脂痕)などもあります。
木質は似ている物の、サクラやカバに比べ木目ははっきりしていません。
また白太や赤身の差ははっきりしており濃淡が現れます。
色ムラがあるので使用箇所には注意する必要があります。
関連記事:桜の木とは?サクラ材はどんな木材?特徴や値段について解説!
関連記事:ブナの木(ビーチ材・ブナ材)の特徴とは?経年変化やオーク材との違いを解説
レンガウッドの平均価格帯
レンガウッド材の価格帯はグレードやサイズによって価格帯は異なります。
現在 フルタニランバーでは 最上位グレードを在庫していますが、ブナやアルダー材などと近い価格帯となっております。
平均価格は立米あたり平均で25万円~30万円で取引されています。(2023年現在)
フルタニランバーでの取扱い
板の取扱いは、厚みはアメリカと同様にインチ計算で管理しており、主に1.5インチ(39㎜程)または2インチ(50mm程)を在庫しています。
また長さは1800~3900までお選び頂けます。
まとめ
まだまだ日本では馴染みのない木ですが、FSC認証をとっている安定供給可能な木材で、且つリーゾナブルに入手が可能であることから、今後 さらに注目されていく可能性があります。
ご興味を持って頂きましたら是非、フルタニランバーまでご相談ください。
用途に応じて最適な板や加工などをご提案させて頂きます。
桜の木とは?サクラ材はどんな木材?特徴や値段について解説!

桜と聞くと春のお花見をイメージする方も多いと思いますが、実は木材としても利用価値の高い木であることをご存知でしょうか。
一般的にはソメイヨシノが有名な桜ですが、ほかにも日本にはヤマザクラやカバザクラなど、野生の桜が数多く存在します。
本記事では、木材としての桜はどのような価値があるのか、その特徴や用途、気になる価格などもあわせて解説します。
桜の木とは?

桜は日本国内はもちろんのこと、中国や朝鮮半島、米国、カナダ、ロシアなど、主に北半球の国に自生しています。
日本ではソメイヨシノが有名で、3月から5月頃にかけて南部から桜前線が北上し、全国各地で多くの人が花見を楽しみます。美しい薄ピンクの花は春の風物詩ともいえますが、わずか数週間ほどで散ってしまう儚さもあります。
ソメイヨシノは美しい花を楽しむために交配によって生まれた品種ですが、自然界にはこれ以外にも多くの桜の木が存在します。
たとえば、ヤマザクラやオオヤマザクラ、エドヒガン、カンヒザクラ、カスミザクラなどの野生種が確認されており、日本国内では11種類が自生しています。
一方、桜の木は単に花を楽しむ目的だけでなく、木材としても広く活用されてきた歴史があります。主に木材として使用される桜はヤマザクラやシウリザクラ、ウワミズザクラなどがありますが、いずれも木材として利用できる量は少なく、貴重な材料といえます。
桜(サクラ)材の特徴

桜材は主に家具や美術品、楽器などの原料として活用されてきた歴史があります。
これらの製品に加工するうえでは、木目や色、香り、経年変化などの特徴を把握しておかなければなりません。
桜材にはどういった特徴があるのか、詳しく解説します。
木目・色
桜材を横方向にカットすると、心材は褐色または赤褐色であるのに対し、辺材は淡い黄色または白色をしており、中心部分と外側部分とでは顕著な色の違いが見られます。
そのため、たとえばテーブルやデスクの天板に桜材を使用すると、色の濃い部分と薄い部分の差が大きく、まだら模様に見えてしまうこともあります。
肌触り
桜材の断面は滑らかで心地よい手触りを感じられます。一般的な広葉樹は水分や栄養分を運ぶ道管があり、針葉樹に比べると木の密度が低い傾向がありますが、桜の場合は道管そのものが細いことから良好な肌触りを楽しめます。
香り
桜材はほかの樹種にはない独特の香りを楽しむことができます。桜餅に代表されるような、桜の葉や花を加工した食品は華やかな香りを放ちますが、桜材の断面からも同じ香りを楽しめます。
経年変化
桜材は年数が経過すると徐々に色が変化していきます。特に辺材の淡い部分は褐色に近い色に変わっていきますが、極端に濃い色にはならず落ち着いた雰囲気を楽しめます。
耐久性
上記でも紹介した通り、桜は広葉樹のなかでも道管が細く、密度が高い特性があります。密度が高いということは、水分や汚れなどが染み込みにくいことも意味します。
個性的で美しい木目、良好な肌触りに加えて、耐久性に優れていることも高級家具に多く用いられる理由のひとつといえるでしょう。
桜(サクラ)材の種類

桜にはさまざまな種類があることを紹介しましたが、あらためて代表的な樹種とそれぞれの特徴を解説しましょう。
山桜
山桜(ヤマザクラ)は野生の桜のなかでも代表的な樹種です。
赤みの強い褐色が特徴的で、経年変化によってピンク色の風合いが徐々に強くなっていきます。
桜材のなかでも特に硬く耐久性が高いことから、家具はもちろん楽器などにも多く用いられています。
ソメイヨシノ
ソメイヨシノは日本人にとっておなじみの桜です。
一般的に観賞用として植樹されるケースが多いことから、木材として市販される量は極めて少ない樹種です。
カットした断面は木目がはっきりとしており、わずかに青みがかったラインが入っていることも大きな特徴です。
枝垂れ桜
枝垂れ桜(シダレザクラ)もソメイヨシノに並んで有名な桜であり、観賞用がメインのため木材としての流通量は極めて少ない樹種です。
数ある桜材のなかでも特に密度が高く硬い特徴があり、木目もきめ細やかです。
水目桜
水目桜(ミズメザクラ)は「桜」という名がついているものの、厳密にいえばカバノキ科に属する樹木です。
密度が高く耐久性が良好であり、桜材と共通する特徴をもっています。
朱里桜
朱里桜(シュリザクラ)は日本国内および中国が主な原産国の木材ですが、特に北海道産のものは直線的で美しい木目が特徴的で、上質な木材として取引されています。
椨桜
椨桜(タブザクラ)はクスノキ科の樹種であり、厳密に言えば桜とは異なる木材です。
密度が高く乾燥に手間がかかるという短所がありますが、木目ははっきりとしていて美しい杢が入ることが多い特徴があります。
神代桜
神代桜とは、腐敗することなく地中に埋まった桜の木のことを指します。
非常に貴重な木材で市販品として流通するケースは稀であり、取引価格も高額です。
桜(サクラ)材が床材に人気な理由

桜材はフローリング材としても人気が高く、ヤマザクラやカバザクラ、アメリカンブラックチェリーなどさまざまな木材が流通しています。
上記でも紹介した通り、桜材の多くは密度が高く耐久性に優れているため、フローリング材として長持ちするという実用的な理由があります。
また、デザインの面から見ても、心材と辺材で異なる表情を見せてくれるため、これらを組み合わせることで個性的でデザイン性の高いフローリングに仕上げることもできます。
さらに、桜材は硬い材質であるにもかかわらず比較的加工がしやすく、表面に細かな意匠を施しやすいのも人気の理由として挙げられるでしょう。
桜(サクラ)材とチェリー材の違い

輸入木材のなかには「ブラックチェリー材」や「アメリカンチェリー材」などがあり、これらは総称してチェリー材とよばれます。
桜=Cherryblossomであることから、チェリー材と桜材は同じようなものと認識しがちですが、厳密にいえば両者には違いがあります。
一般的に、チェリー材は桜材に比べて色が濃く、赤みが強い特徴があります。これに対し桜材は全体的に淡い色をしており、心材と辺材とで異なる表情を見せてくれます。
ただし、桜材のなかでもカバザクラとヤマザクラでは風合いが異なり、ヤマザクラはチェリー材よりもわずかに明るい色が見られます。
桜(サクラ)材の主な用途
桜材は主にどのような用途で使用されるのか、その理由とともに解説しましょう。
家具
桜材の代表的な用途として挙げられるのが家具です。
密度が高く耐久性にも優れていることから、特に高級家具の材料として愛されてきた歴史があります。
また、心材と辺材の色の違いを活かすことで、個性的でデザイン性の高い家具が完成します。
床材(フローリング)
上記でも紹介した通り、耐久性が求められる床材の材料としても桜材は人気があります。
密度が高く硬い一方で加工がしやすいという特性があるため、無垢材に仕上げる際の手間も少なくて済みます。
楽器
桜材はギターをはじめとした弦楽器のボディや指板などにも用いられることがあります。
密度が高く耐久性があり、樹種によっては美しい杢が入るものもあるため、ギターのボディに採用することで美しい見た目に仕上がります。
桜(サクラ)材の平均価格帯
桜材にはさまざまな種類があり、樹種によっても価格帯は異なります。
たとえば、国産材として多く流通しているカバザクラ材の場合、比較的安価な集成材(厚さ20mm、巾500mm、長さ1500mm程度)でも2万円以上で取引されています。
また、フローリング材として用いられることの多いチェリー材は、10平米(約5.5畳)分で12万円以上の値がつくこともあります。
フルタ二ランバーでの桜(サクラ)材の取り扱い
桜材は国内での流通量が少なく、貴重な木材のひとつです。そのため、たとえば家具製作や楽器製作、フローリング材として桜材を探しているものの、取り扱っているお店が見つからず苦労している方も多いのではないでしょうか。
また、仮に見つかったとしても、希望のサイズの在庫がなかったというケースも考えられます。そのような場合には、ぜひ一度フルタニランバーまでご相談ください。
ヤマザクラ材およびカバザクラ材のほか、アメリカンブラックチェリー材も幅広く取り扱っており、用途に応じてさまざまな加工にも対応できます。
また、桜材以外の選択肢も含めて用途にマッチした木材を相談しながら選びたいという場合においても、最適なご提案をさせていただきます。
まとめ
私たち日本人にとってなじみの深い桜は、美しい花を鑑賞するためだけでなく、家具や楽器、内装材としての用途もあり、古くから活用されてきました。
現在、国産のカバザクラ材やヤマザクラ材は流通量が少なく希少な木材となっており、探してもなかなか上質な木材が見つからないケースも多いです。
そのような場合には、ぜひ一度フルタニランバーまでご相談ください。用途に応じて加工や最適な木材のご提案もさせていただきます。
ブナの木(ビーチ材・ブナ材)の特徴とは?経年変化やオーク材との違いを解説

ブナの木は青森県白神山地を中心に日本全国に自生しており、家具や内装材などさまざまな用途に活用されてきました。
また、海外では「ビーチ」ともよばれ、これらを加工した木材はブナ材やビーチ材という名称で販売されています。
本記事では、ブナ材やビーチ材にはどういった特徴があるのか、木材としての強みを活かした主な使用用途や、オーク材との違いも解説します。
ブナの木(ブナ材・ビーチ材)とは?

ブナは北海道南部から九州まで全国に幅広く自生している落葉広葉樹です。
日本国内ではブナという名称で古くから親しまれていますが、海外では「ビーチ」という名称が一般的です。そのため、国産の木材はブナ材、海外産のものはビーチ材とよばれ区別されていますが、名称は異なっていても同じ樹木が原料となっています。
ブナにもさまざまな種類があり、その数は120種にもおよぶとされています。日本のブナは樹皮が白っぽい色をしており独特の模様が見られ、葉の断面は波を打ったように凹凸があります。
また、ブナは高さ30m以上の大木に成長することも多く、その雄大な姿から「森の女王」の異名ももちます。
日本では鎌倉時代の頃から漆器の原料として用いられてきた歴史があり、その後も工芸品の生産には欠かせない木材でした。
オーク材との違い
ブナ材やビーチ材と似た特徴をもつ木材にオーク材があります。
日本ではナラの木として親しまれていますが、北米を中心とした海外ではオークともよばれます。オークは比較的温暖な環境下で育つため、ブナやビーチに比べると生育スピードが早いという特徴があります。
木材として両者を比較した場合には、オーク材もブナ材と同様に耐久性に優れ、曲げに強いという特性が共通しています。しかし一方で、木目や風合いには大きな違いが見られます。
オーク材は木目の幅が大きく、輪郭そのものも明瞭であるという特徴があります。これに対しブナ材やビーチ材は、全体的に白っぽく上品な色をしており、木目もほとんど目立ちません。
>>オーク材とはどんな木材?特徴やメリット、使われる家具を紹介
ブナ材・ビーチ材の特徴やメリット

国産材であるブナ材および外国産のビーチ材にはどのような特徴があるのでしょうか。
また、木材として活用する場合のメリットも合わせてご紹介します。
強度が高い
ブナ材やビーチ材は極めて強度が高く、圧力や衝撃が加わってもダメージを受けにくいという特徴があります。
そのため、柱や梁といった建材はもちろんのこと、スキー板などにも用いられてきた歴史があります。
高耐久性
強度が高いということは、加工した後の耐久性にも優れていることを意味します。
長年にわたって力が加わってもヒビや割れが生じにくいため、一生物である家や家具などに多く用いられます。
曲げに強い
強度と同様に、ブナ材は曲げにも強いという特徴があります。しなやかさがあり、円筒形のように曲げても一定の強度・形状を保てることから、太鼓の胴部分としても加工がしやすいです。
そのため、ブナ材は古くから和太鼓の生産に欠かせない原料でもありました。
色が鮮やか
ブナの木をカットすると、淡い黄色またはピンクに近い白色の断面が確認できます。
鮮やかな色合いはほかの木材にはない独特の高級感があり、ブナ材を用いることで華やかさも演出できます。
また、年数が経過すると徐々に黄色っぽい色に変化していきますが、木材のなかでは比較的経年変化が少ないため、鮮やかな色合いを楽しむには最適です。
ブナ材・ビーチ材のデメリット

ブナ材やビーチ材にはメリットばかりではなく、デメリットも存在します。
乾燥に時間がかかる
代表的なデメリットとして挙げられるのが、乾燥の難しさです。木材として使用するためには十分な乾燥が必要ですが、ブナ材やビーチ材には多量の水分が含まれており、乾燥に時間がかかります。
ちなみに、日本では主に漆器などにブナ材が用いられてきたと紹介しましたが、建材や家具材として一般的に使用されるようになったのはごく最近のことです。
それほどブナ材の乾燥には多くの職人が苦労してきたことの現れともいえるでしょう。
腐食に弱い
外部での使用には適していません。
また、十分な乾燥をしないまま使用すると、内部に残った水分によってカビが繁殖し、徐々に腐食していきます。
強度が高く耐久性に優れたブナ材やビーチ材をつくるためには、十分な乾燥が不可欠です。
加工の難易度が高い
ブナ材やビーチ材は硬度が高く非常に硬い木材であると紹介しました。
これは高耐久性や長寿命を実現できるというメリットがある反面、加工がしにくいことも意味します。
木工機械がそろっている家具屋さんなどプロが加工する分には問題がないでしょう。
DIYや日曜大工など、一般のユーザーが扱うには難易度が高い木材かもしれません。
ブナ材・ビーチ材がよく使用される用途

乾燥技術の発達により、現在ではさまざまな用途にブナ材やビーチ材が用いられるようになりました。
具体的にどういった用途が多いのでしょうか。
家具
ビーチ材の代表的な用途に家具があります。
特に椅子やテーブルなどの大きな荷重がかかる部分に用いられることが多いです。
特に北欧の高級家具には欠かせない素材のひとつであり、荷重を支えるという実用的な役割だけでなく高級感を演出するうえでも大切な役割を果たしています。
床材
内装材として代表的な用途を挙げるとすれば、フローリングなどの床材があります。
リビングや廊下などは日常的に人が行き来するほか、家具や大型家電製品も設置するため荷重に耐えられる床材を選ばなければなりません。
耐久性に優れたブナ材やビーチ材は床材として最適であり、同時に鮮やかな色合いで高級感もあるため、満足度の高い仕上がりとなるでしょう。
玩具・インテリア雑貨
子どもやペット用の玩具、インテリア雑貨などにもブナ材・ビーチ材は使用されます。
特に、玩具は子どもやペットが口に入れたりすることも多いため、無垢材を加工した製品は人気があります。加えて、ブナ材やビーチ材は耐久性に優れていることから、子どもやペットが手荒に扱っても容易に壊れる心配もありません。
楽器
ブナ材はさまざまな楽器の材料としても用いられます。
上記でも紹介した太鼓やドラムの胴部分はもちろんのこと、太鼓を叩く際に使用する”バチ”やスティック、ピアノの鍵盤、ギターやベースなど多岐にわたります。
ブナ材・ビーチ材の平均価格帯
ブナ材やビーチ材は乾燥に時間を要し加工に多くの手間がかかることから、価格帯としては割高な木材です。
サイズによっても価格は異なりますが、たとえば丸太から切り出した一枚板の場合、長さ2〜3m程度、幅30〜40cm程度の大きさで2〜4万円程度が相場となっています。
一方、角材の場合は長さ2m程度、幅7cm程度のサイズで7,000〜8,000円程度が相場です。
フルタ二ランバーでのブナ材・ビーチ材の取り扱い

ブナ材やビーチ材はしなやかで、曲げに強いという特性をもっていることから、厚み1.0mm〜2.0mm程度に薄くロータリー加工した単板を成型することで、デザイン性の高い家具を製作することができます。
ブナやビーチの無垢材は反りなどが現れることがありますが、十分に乾燥させ加工することによりムラが少なく均一で美しい仕上がりを実現します。
石川県金沢市の木材販売会社フルタニランバーでは イス用の成型合板をつくるためのロータリー単板をクロアチアやスロベニアから直接輸入しています。FSC認証も取得し、合法性証明をお出しする事も可能です。
また、ロータリー単板だけでなく、厚さ26mm、32mm、51mm、長さ1800〜2400mmや3000mm以上の板材の在庫も豊富に用意しています。無垢材を使用した家具や床材をお探しの方にも最適な木材をご提案できます。
まとめ
ブナ材やビーチ材は美しい色合いで高級感があり、さらに強度も高いため優れた耐久性を発揮する木材です。
また、曲げに強い特性も活かし、古くから楽器などにも重宝されてきました。現在ではスライス単板を組み合わせることで、デザイン性の高い家具づくりにも活かされています。
品質の高いブナ材やビーチ材をお探しの方は、ぜひ一度フルタニランバーまでご相談ください。
集成材とは?木材としてのメリットやデメリット、用途別の選び方を解説

DIYやリフォーム、家具の製作などにおいて木材は欠かすことのできない素材です。
なかでも、集成材はコストパフォーマンスが高く、ホームセンターなどでも手軽に入手できます。
しかし、集成材という言葉は聞いたことがあるものの、どんな木材なのか詳しくは知らないという方も多いでしょう。
そこで本記事では、集成材の種類や選び方、特徴などを解説します。
集成材とは

集成材とは、板材や小角材などを加工して作られた木材のことを指します。
日本集成材工業協同組合では、集成材を以下のように定義しています。
「大きな節や割れなどの欠点を取り除き、その繊維方向を平行に揃えて、厚さ、幅および長さの方向に集成接着をした木質材料」
さまざまな形状、大きさの木材を特殊な接着剤で貼り合わせることにより、強度に優れ反りなどが生じにくい高品質な木材に仕上げることができます。
なお、集成材として加工する板材や小角材などには、節や割れなどが見られるものもありますが、これらは事前に取り除かれます。
丸太から一枚板として切り出して作られる無垢材に比べて、集成材は価格も安価で入手しやすく、コストパフォーマンスに優れていることが大きなメリットといえます。
集成材の種類
一口に集成材といっても、大きく分けて「構造用集成材」と「造作用集成材」の2種類があります。
それぞれの違いを詳しく解説しましょう。
構造用集成材
構造用集成材とは、その名の通り建造物の構造材料として使用される集成材です。
具体的には柱や梁、桁などに使用され、優れた強度性能や耐久性を発揮します。
造作用集成材
造作用集成材とは、建造物の内部造作(内装)に使用される集成材です。
フリー板ともよばれることが多く、床材や壁面材、階段の踏み板などに使用されることが多くあります。
集成材の特徴

集成材にはどのような特徴があるのでしょうか。
木材としての使い勝手や用途を前提に考えてみましょう。
強度のばらつきが少ない
集成材のもっとも大きな特徴として挙げられるのは、一定の強度が確保できバラつきが少ないことです。
無垢材の一枚板の場合、カットする場所や部位によっては節ができたり密度が異なっていたりすることもありますが、集成材はそのような欠点を取り除いてから加工されるため、木材としての品質は高い特徴があります。
厚みやサイズのバリエーションが豊富
集成材はさまざまな板材や小角材を組み合わせて加工されるため、厚みやサイズを自由に設定でき、バリエーションが豊富です。
特に、床材や壁面材、階段の踏み板などの内装材は、十分なサイズの無垢材が見つからないケースも少なくありません。
しかし、造作用集成材であれば、用途に合わせて好みの厚み、大きさに加工することができます。
集成材を使うメリット・デメリット
集成材を使用することによって、どのようなメリットがあるのでしょうか。
また、反対にデメリットとして考えられるポイントも紹介します。
メリット
メリットとして挙げられるのは以下の3点です。
◆強度に優れ反りが少ない
集成材は節や割れなどを取り除いてから加工されるため、木材としての強度が安定しているほか、湿気による反りなども生じにくいメリットがあります。
◆コストパフォーマンスが高い
集成材は無垢材に比べて安価で、手に入れやすい点も大きなメリットです。用途に合わせて集成材を効果的に採用することで、コスト削減にもつながるでしょう。
◆用途が幅広い
上記でも紹介した通り、集成材は構造用と造作用の2種類から選択でき、用途に応じて使い分けることができます。また、さまざまな板材や小角材を加工するため、無垢材にはないような大型のサイズ、厚みの木材にも加工できます。
デメリット
集成材のデメリットとして考えられるのは以下の2点です。
◆木目にバラつきがある
集成材と無垢材を比較したときに、大きな違いとして見られるのは木目の美しさです。
無垢材は、流線型の自然本来の木目が楽しめるのに対し、集成材はさまざまな木材を組み合わせて作られるため、継ぎ接ぎをしたような木目が見られます。
◆接着剤の耐用年数が短い
集成材は接着剤で結合されていますが、経年劣化などによって接着性能が低下してくることがあります。無垢材と比較した場合において、長期的に見て耐用年数が短くなるケースも考えられます。
集成材とさまざまな木材の違い

集成材は安価でコストパフォーマンスに優れた木材ですが、これ以外にも木材にはいくつかの種類があります。
それぞれの違いを見てみましょう。
無垢材
無垢材はここまでも紹介してきた通り、丸太から直接切り出して加工された木材のことです。
自然で美しい木目が楽しめるほか、接着剤を使用していないため適切な手入れをしていれば集成材よりも耐用年数が長いという特徴があります。
単板積層材(LVL)
単板積層材とは、単板とよばれる薄い木板を何層にも重ね合わせて加工された木材のことです。
繊維方向を一方向に揃えることで縦方向の強度が増します。
こちらも集成材と同様に、梁や桁などに使用される構造用と、建具の枠材などに使用される造作用があります。
直交集成板(CLT)
直交集成板とは、板材や小角材を重ね合わせて加工される木材ですが、重ね合わせの際には繊維方向が直角に交わるようにして接着することが特徴です。
縦、横いずれの方向からも耐久性に優れていることから、構造用の部材として使用されることが多くあります。
集成材に使われる樹種・木目

集成材はさまざまな樹種が素材として使用されています。
代表的な樹種と木目の特徴をそれぞれ紹介しましょう。
タモ
タモはモクセイ科トネリコ属の広葉樹です。
木目は明るめの褐色をしており、輪郭が明瞭なため美しいですが、木肌は粗めであることが特徴です。
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ゴム
ゴムはトウダイグサ科の広葉樹で、天然ゴムを採取した後に木材として再利用されています。
木目は広葉樹ならではの淡い色をしており、直線的な模様が特徴的です。
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ナラ
ナラはブナ科コナラ属の広葉樹です。
わずかに暗い褐色をしており、木材として加工したときに重厚な雰囲気を醸し出します。
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スギ
スギは日本ではおなじみの針葉樹です。
直線的な木目が特徴的ですが、色は個体差が大きく、白っぽいものもあれば赤褐色が強い木材もあります。
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赤松
赤松はマツ科の針葉樹です。
キメが細かく淡い美しい木目が特徴ですが、色のバラつきが見られることも多いです。
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メルクシパイン
メルクシパインはマツ科の針葉樹です。
白みが強く鮮やかな色合いが特徴で、直線的な木目をしています。
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ラジアータパイン
ラジアータパインもマツ科の針葉樹です。
温暖な気候の海外原産であることから、広葉樹に近い木目が特徴で、全体的に鮮やかな白っぽい色をしています。
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用途別:集成材の選び方

集成材にもさまざまな種類があり、樹種によっても見た目に大きな違いがあることから、用途に合わせて選ぶ必要があります。
住宅用の構造材
柱や梁などに使用する場合には、構造用集成材を選ぶ必要があります。
一般の木造住宅であれば少断面(短辺が7.5cm未満または長辺が15cm未満)、中断面(短辺が7.5cm以上、長辺が15cm以上)の集成材が適しています。
一方、学校や体育館などの大型建造物の場合は大断面(短辺が15cm以上、断面積が300平方cm以上)の集成材を選択しましょう。
壁材
木の温かみが感じられる壁に仕上げたい場合には、部屋の雰囲気に合わせて樹種を選ぶことが大切です。
たとえば、全体的にシックな雰囲気に仕上げたい場合にはタモやナラなどが、明るいナチュラルな雰囲気に仕上げたい場合には、メルクシパインやタモ、ゴムなどがおすすめです。
床材
床材も壁材と同様に樹種の色味や木目に合わせて選ぶことが大切ですが、耐久性も大きなポイントとなります。
特に赤松やメルクシパイン、ラジアータパインなどは柔らかいため傷がつきやすい特性があります。
そのため、比較的硬い樹種であるタモやゴムなどがおすすめです。
水回りの内装材
キッチンや洗面所、脱衣所といった水回りは湿気が溜まりやすい場所でもあるため、腐食に強い木材を選ぶことがポイントです。
特に赤松は油分を含み耐水性に優れているため、水回りの壁や床板に最適です。
DIY用
DIYで家具の製作やリフォームに挑戦する方も増えています。
木材の入手先としてはホームセンターが一般的ですが、このような用途に使用する場合には安価で加工性に優れた集成材が求められるでしょう。
なかでも赤松やメルクシパインなどの集成材は入手しやすく、柔らかく加工もしやすいためおすすめです。
集成材(フリー板)を購入するときの注意点
一般のユーザーがDIYなどの用途で集成材やフリー板を購入する場合、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
サイズ・厚さ
特に気をつけたいのが、サイズと厚さです。
集成材は多様なサイズに加工できる強みがありますが、一枚の板材からカットするとなると多くの手間がかかってしまいます。
また、作業に慣れていないとカットに狂いが生じたり、カット面がボロボロになったりすることもあるでしょう。
そのため、用途に応じてどのサイズ・厚みの集成材が必要かを検討し、それに近いサイズのものを購入しましょう。
木材の状態
保管状態や輸送時の状況によっては、木材の表面に傷や凹み、汚れなどが見られる場合もあります。
状態が悪い集成材を購入してしまうと、補修作業を強いられる可能性もあるため、細かい部分まで状態を確認しておくことが大切です。
送料
車をもっていない、または大きい荷物を積載できない車の場合、レンタカーを借りるか購入した店舗から自宅へ配送してもらわなくてはなりません。
また、特別に大型の集成材を発注した場合には、別途特別送料が発生するケースもあります。
フルタ二ランバーでの集成材の取り扱い
ホームセンターなどで取り扱いのある集成材は、樹種も限られていることが多いため、必ずしも理想の集成材が見つかるとは限りません。
特に、大型の集成材や特殊な樹種の集成材を購入したい場合には、木材専門店へ相談してみましょう。
石川県金沢市のフルタニランバーは、世界中からさまざまな木材を輸入・加工・販売している専門業者であり、今回紹介した集成材・フリー材を多数取り扱っています。
集成材の樹種は15種類にもおよび、用途に応じて厚みやサイズを選べるほか、必要に応じてさまざまな形状、長さにカットした状態で販売することも可能です。
まとめ
集成材は柱や梁といった構造用から、床材や壁面材といった造作用までさまざまな用途に対応でき、豊富な樹種から選択できます。
ホームセンターで手軽に購入することもできますが、目的の樹種やサイズの集成材が見つからない場合には、フルタニランバーまでぜひ一度ご相談ください。
ゴムの木(ラバーウッド)はどんな木材?集成材としてのメリット・デメリットを解説

木材価格が高騰するなか、安価に入手できる木材を探している方も多いのではないでしょうか。
特に、家具やインテリア雑貨などの用途に活用するのであれば、ゴムの木(ラバーウッド)はコストパフォーマンスに優れた木材といえます。
本記事では、ゴムの木はどういった木材なのか、特徴を紹介するとともに、集成材として活用するメリットやデメリットも解説します。
ゴムの木(ラバーウッド)とは
ゴムの木とはその名の通り、樹液が天然ゴムの原料として用いられる樹木であり、主に熱帯地域に広く分布しています。
一口にゴムの木といってもその種類は数多く、世界には800種以上の品種があるといわれています。
なかでも代表的な樹種としては、ベンジャミンやガジュマル、フィカスなどが有名です。
ゴムの木は別名「ラバーウッド」ともよばれ、ホームセンターなどでも観葉植物として販売されているほど身近な樹木のひとつです。
ゴムの木(ラバーウッド)の木材の特徴
ゴムの木にはどういった特徴があるのでしょうか。
原産地や木材の色、香りなどの違いを紹介します。
原産地
ゴムの木は熱帯地域に広く分布しており、代表的な原産地としてはインドネシアやタイ、ブラジル、インド、カメルーン、ナイジェリアなど広範囲にわたります。
色・木目
ゴムの木を加工した製材は、わずかに赤みがかった白い色をしており、木目もあまり濃くはありません。
また、木材の中心部である心材と、その周辺にある辺材との境界線も見分けがつきづらく、全体的に淡い色合いが特徴的です。
香り
木材の香りと聞くと、私たち日本人はスギやヒノキのような爽やかな針葉樹の香りをイメージしがちです。
しかし、ゴムの木の香りはこれらと一線を画しており、独特の酸っぱい香りを放ちます。
耐久性・強度
ゴムの木は強度は耐久性が低いとも言われますが、通常使用においては全く問題はありません。
よほど湿気が高いなど過酷な環境下でない限り、通常使用が可能です。
ゴムの木(ラバーウッド)が集成材として使われる理由

ゴムの木は鮮やかな色合いを楽しめる一方で、耐久性や強度は決して高くないことから、主に集成材として加工されるケースが多いです。
そもそもゴムの木は成長スピードが早い反面、天板や無垢材として使用できるほどの太さまで成長しないという特性もあり、用途が限られてしまうのです。
限られたサイズのゴムの木を無駄なく有効に活用するためには、さまざまなサイズの木材を組み合わせた集成材が合理的で、実用面においても優れているといえます。
ゴムの木(ラバーウッド)のメリット・デメリット
木材としての価値を考えたとき、ゴムの木にはどういったメリットがあるのでしょうか。
また、反対にデメリットとして考えられるポイントも紹介します。
メリット
主なメリットは以下の2点です。
①安価に購入できる
ゴムの木はホームセンターなどでも販売されており、安価かつ手軽に入手できることが最大のメリットといえるでしょう。
もともとゴムの木は樹脂を採取する目的で使用されることが多く、その廃材として木材に加工され安く販売されています。
たとえば、家具やインテリア雑貨などを制作する際に、目立たない場所にゴムの木の集成材を使用することでコストを抑えられるでしょう。
②手触りが良い
ゴムの木は淡い色であると同時に、手で触ったときの感触がスベスベとしています。
適切に処理をすれば木材独特のザラザラとした感覚がないため、子どもが触れる家具や雑貨にも安心して活用できるでしょう。
デメリット
デメリットとして考えられるポイントは以下の2点です。
①屋外での耐久性が高くない
ゴムの木は屋外への用途には不向きです。
内装用に使いましょう
②安っぽく見えてしまう
ゴムの木は集成材としての用途がメインのため、安っぽく見えてしまうこともデメリットです。
そのため、高級感にこだわりたいテーブルの天板やタンスなどには不向きの木材といえるでしょう。
ゴムの木(ラバーウッド)を使用した家具

ゴムの木の集成材は家具に使用されることが多くありますが、具体的にどういった製品づくりに役立てられているのでしょうか。
机・テーブル
机やテーブルの脚や天板などにゴムの木の集成材は多く用いられます。
特にコストを抑えつつも木材を使用したい場合には最適であり、温かみが感じられコストパフォーマンス抜群の製品に仕上げられるでしょう。
タンス・収納棚
タンスや収納棚などにもゴムの木の集成材はおすすめです。
目に触れることの多い扉や引き出しの部分には木目が美しい木材を使用し、反対に目立ちにくい棚板の部分にゴムの木を使うことでコストを抑えられます。
ゴムの木(ラバーウッド)がDIYに人気な理由

自分自身で内装をリフォームしたり、家具を制作したりするDIYが昨今人気を集めています。
DIYの材料としてゴムの木は高い人気を誇りますが、それはなぜなのでしょうか。
まず、メリットの部分でも紹介した通り、ゴムの木は木材のなかでも安価で入手しやすいという点が挙げられます。
ホームセンターなどで手軽に購入できることはDIY用途として欠かせない要素であり、人気が高まるのも頷けます。
また、ゴムの木は加工がしやすいことが特徴です。
DIYのユーザーは工具の扱いに慣れていないケースも多いことから、加工のしやすい木材であることは重要なポイントといえます。
このように、ゴムの木は「価格が安価で入手しやすい」ことと、「加工がしやすい」ことの2点がDIYユーザーに支持される理由として考えられるのです。
ゴムの木(ラバーウッド)の平均価格帯
ゴムの木の集成材は実際どの程度の価格で取引されているのでしょうか。
仕入先や店舗によっても多少価格は異なりますが、たとえば厚さ25mm、幅600mm、長さ1800mmの集成材板であれば1万1,000円程度が相場となっているようです。
ちなみに、この価格は集成材のなかでも特に安価で、たとえばナラ材やウォールナットなどに比べると約2分の1程度の価格で購入できます。
▶︎ウォールナット材とはどんな木材?経年変化や色、使用される家具について
フルタ二ランバーでのゴムの木(ラバーウッド)の取り扱い
石川県にある木材卸売業・木材製品の専門会社 フルタニランバーでは、ゴムの木をはじめとしたさまざまな集成材を取り扱っています。
東南アジアから輸入した高品質のゴムの木を自社で加工し、県内外へ販売しています。
厚さは20mmから45mm、幅は500mmおよび600mm、長さは4,200mmまでのサイズを揃えており、多様な用途に対応できます。
数量も1枚から出荷可能です。
ゴムの木以外にもさまざまな集成材を比較・検討してみたいという方は、ぜひ一度フルタニランバーまでご相談ください。
まとめ
ゴムの木は植樹から伐採までのサイクルが早く、価格も安価で入手しやすいため多くの国で安定した需要があります。
原産国も東南アジアを中心に多くの国に分布しており、木材価格が高騰するなかでも安定した価格で取引されています。
加工がしやすい集成材をお探しの方や、コストパフォーマンスの高い家具やインテリア雑貨を制作したいと考えている方は、ぜひゴムの木の活用を検討してみてはいかがでしょうか。
欅(ケヤキ)の木とは|木材の特徴や原木価格、使用される家具を紹介

日本国内において古くから親しまれてきた木材は数多く、現在では高級木材として扱われているものもあります。
日本に広く分布する広葉樹「欅(ケヤキ)」を原料とした欅材もそのひとつで、建築材や内装材、家具などさまざまな用途に使用されています。
本記事では、ほかの木材と比較したとき、欅材にはどういった特徴があるのか、気になる価格や主な用途などもあわせて詳しく解説しましょう。
欅(ケヤキ)の木とは?

欅(ケヤキ)とは、北海道を除く本州、四国、九州に分布する広葉樹であり、日本を代表する樹木のひとつに数えられます。
欅の主な原産地は、日本を含む中国や朝鮮半島などの東アジアです。
欅は大きく成長すると枝葉がきれいな扇のように分かれていき、きれいな造形を見せます。
また、樹皮は凸凹としており、年数が経過すると表面の樹皮がまだら状に剥がれていくこともあります。
都心部の市街地には街路樹として欅が植えられているところもありますが、歴史のある神社や仏閣などを訪れると、樹齢数百年、直径が数メートルにおよぶ巨木も見られます。
欅は落葉広葉樹のひとつであり、春には美しい新緑が見られるほか、秋にかけては葉の色が変わり紅葉を楽しむこともできます。
日本の四季の移り変わりに合わせて表情を変えることから、長く日本で愛されてきた樹木といえます。
欅(ケヤキ)の木材としての特徴

欅は丸太を切り出して木材としても活用されることも多い樹木です。
ほかの木材と比較したとき、欅にはどういった特徴が見られるのでしょうか。
①木目・色味
欅は数ある木材のなかでも美しい木目が見られます。
針葉樹のような直線的な木目ではなく、広葉樹ならではの複雑に入り組んだ造形と玉杢は、珍しさもあって化粧材やテーブルの天板として重宝されることもあります。
色味に関しては、個体差が激しく画一的ではありません。
育った環境などによって赤みを帯びていたり、反対に白っぽい色が強いものも存在します。
色味によって欅材の用途はさまざまで、特に赤みが強い木材はデザイン性が求められる家具やインテリアなどに多用されます。
②香り
欅は木ならではの爽やかで芳醇な香りを楽しめる木材です。
リラックス効果をもたらすことから、古くから内装材や建材、家具など幅広い用途に重宝されてきました。
③耐久性
欅のもっとも大きな特徴として、極めて強靭な耐久性が挙げられます。
特に心材は摩耗に強く、大きな衝撃や摩擦が加わっても優れた耐久性を発揮してくれることから、歴史ある神社や仏閣にも欅材が使用されていることが珍しくありません。
④加工性
欅は優れた耐久性を持ち合わせている一方で、加工性は決して良好とはいえず、切断したり削ったりするのに手間と時間がかかります。
⑤経年変化
欅材は経年変化が楽しめる木材でもあります。
赤みがかったものもあれば白っぽい木材もありますが、年数が経過していくにつれて色が濃くなっていき、味のある濃いオレンジ色のような風合いが楽しめます。
欅(ケヤキ)材を使用するメリット・デメリット
多様な木材があるなかで、欅材を使用することでどういったメリットが得られるのでしょうか。
また、反対にデメリットとして考えられるポイントも紹介します。
欅(ケヤキ)材のメリット
欅材の主なメリットは以下の2点です。
<<耐久性に優れている>>
欅材は特に耐久性に優れた木材であり、歴史的な建造物にも多く採用されています。
耐久性の高い木造住宅や家具をつくりたいと考えたとき、真っ先に候補に上げられる木材といえるでしょう。
また、物理的な衝撃や摩擦だけでなく、腐食にも強い効果を発揮することから、住宅の柱や土台部分などにも安心して使用できます。
<<用途が豊富>>
欅材は非常に個性の強い木材で、木目や色味には個体差が見られます。
上記でも紹介した通り、赤みの濃い欅材は家具などへのニーズが高い一方で、白っぽい欅材は床材や柱などにも多く使われます。
欅(ケヤキ)材のデメリット
上記とは反対に、欅材のデメリットとして考えられるポイントは以下の2点です。
<<コストが高い>>
欅材は大木になるまで多くの年数を要し、杉などの針葉樹に比べてゆっくり成長する特徴があります。
その分、希少価値があるためコストも高くなりがちです。
特に、柱や床材、内装材として使用する際には多くの欅材を用意しなければならないため、その他の木材を使用したときと比べると価格の差は大きくなります。
ケヤキにも高価な物~安価な物まで幅広いので用途に合わせ当社がご提案致します。
<<適切な管理・加工が難しい>>
欅は木材として加工した後、適切な温度・湿度のもとで乾燥させておかないと、反りや変形が発生することがあります。
また、極めて固い木材でもあるため、加工には熟練の技術とノウハウが必要とされます。
加工時にはピンホールと言われる虫害、また管理が不十分な場合は反り・割れが出やすい木です。
色身あわせも難しく製品にする際には材選びのセンスを必要とします。
欅(ケヤキ)材を使用した家具

希少価値の高い欅材は、高級家具などにも多く使用されています。
一口に家具といってもさまざまな製品がありますが、特に代表的なものをいくつか紹介しましょう。
ダイニングテーブル・デスク
欅の美しい木目と色味、そして優れた耐久性という特性を考えたとき、特に需要の高いのがダイニングテーブルやデスクの天板です。
毎日使用するものだからこそ、美しい木目の天板は見るたびに満足感を与えてくれ、食器などの固いものを置いても傷や凹みがつきにくいメリットがあります。
特に1枚板の欅材から作られる天板は圧倒的な存在感を放ち、和室にも洋室にもマッチします。
チェア
欅の無垢材を加工して作られるチェアも人気の家具のひとつです。
チェアに求められるのはなんといっても耐久性であり、衝撃に強い欅材はまさに最適な木材といえるでしょう。
特にダイニングテーブルと共通の素材で作られることも多く、木目や色味が統一されることで部屋全体が落ち着いた雰囲気になります。
欅(ケヤキ)材を使ったフローリングについて

欅材は家具としての用途に加えて、フローリング材としても使用されることがあります。
なぜ欅材はフローリングに選ばれるのか、その理由や気になる費用、メンテナンスなどについても詳しく解説しましょう。
欅(ケヤキ)材がフローリング材として人気な理由
欅材は古くから床材として用いられてきた歴史があり、実際に神社や仏閣にも多く採用されています。
その大きな理由は、これまでも紹介してきた通り極めて耐久性が高いことが挙げられます。
強い衝撃や摩擦が加わっても割れたり凹んだりすることが少なく、フローリング材に求められる要件を満たしています。
欅(ケヤキ)材と他の無垢材との費用の違い
欅材のデメリットとしてコストの問題を取り上げましたが、実際にフローリング材として使用する場合、どの程度の差が出てくるのでしょうか。
1坪あたりの金額で比較した場合、国産で加工する欅材の場合は少なくとも4万円から10万円以上のコストがかかります。
海外産の規格品のフローリングはこれよりも安価になります。
これに対し、もっとも安価なパイン材は1万円から2万円程度、メープルやオーク材、チーク材などは2万5,000円から6万円程度が相場となっています。
このように、数あるフローリング材のなかでも欅材は最高峰の木材といえるのです。
▶︎楓(かえで)・メープルの木に使われる家具や木材としての特徴は?
▶︎パイン材とはどんな木材?経年変化や使用される家具、メリット・デメリットを解説
▶︎チーク材の特徴や用途について|メリット、デメリットも紹介
▶︎オーク材とはどんな木材?特徴やメリット、使われる家具を紹介
欅(ケヤキ)材のメンテナンス
欅の無垢材をフローリングに使用した場合、どういったお手入れが必要なのか不安に感じる方も多いでしょう。
基本的に欅材は耐久性の高い木材のため、日常的に特別なメンテナンスをほとんど必要としません。
汚れが内部に浸潤しないように水分を早めに拭き取ったり、表面のホコリを乾拭きで取り除く程度で問題ありません。
汚れがなかなか取れない場合には、洗剤を使用した後に速やかに水分を拭き取ったり、場合によってはサンドペーパーで表面を削り取る方法もあります。
欅(ケヤキ)材の原木価格

高級木材として知られる欅ですが、実際のところどの程度の価格で取引されているのでしょうか。
欅材に限らず、すべての木材は丸太の状態から切り出して適切なサイズや形状に成形されます。
欅材の丸太価格は、原木の直径や長さによっても変わってきますが、直径80cm、長さ5mを超えるような大木になると1本あたり10万円を超えるものも少なくありません。
一方、直径が50cm未満の比較的小さな丸太の場合は、1万円から2万円程度で取引されることが多いようです。
フルタ二ランバーでの欅(ケヤキ)材の取り扱い
欅材は国内でも有数の高級木材であることから、建材店などに問い合わせても在庫がなく取り寄せが必要となるケースがあります。
しかし、フルタニランバーでは欅の無垢材をストックしており、家具材や建築材、床材として加工のうえ納品することも可能です。
また、欅の無垢材を加工したフローリング材も提供しており、好みや施工場所に応じて無塗装・UVウレタン塗装・自然塗装の3種類から選択できます。
まとめ
欅材は日本を代表する高級木材であり、今もなおさまざまな用途に活用されています。
極めて耐久性が高く、木材としての個性も強いことから、高級家具にも使用されているほか、フローリング材としても高い人気を誇ります。
一方で、その希少性からコストが非常に高く、木材の乾燥や加工にも高い技術とノウハウが求められるというデメリットがあることも事実です。
住宅の建築やリフォーム、家具の製作などにおいて欅材をお探しの方は、ぜひ一度フルタニランバーまでお問い合わせください。
クリ材(チェスナット)の特徴や建具に合う理由|後悔する人がいる?
クリ材(チェスナット)は日本国内はもちろんのこと、海外でも人気の高い木材です。
特に建具やフローリングなどの用途に用いられることが多く、その美しい見た目と独特の香りから高級感があり、高い満足度を得られるでしょう。
しかし一方で、クリ材にもさまざまなデメリットや問題点はあり、購入した後で後悔する人も存在します。
本記事では、クリ材とはどういった木材なのか、基本的な特徴や用途などを紹介するとともに、押さえておきたいメリットとデメリットについても詳しく解説します。
クリ材(チェスナット)の特徴とは?木材の特徴

クリ材にはどのような特徴があるのでしょうか。
色や木目、香り、強度などの項目に分けて解説します。
色・木目
クリ材は、独特の温かみのある色合いが特徴的です。
心材部分は淡い黄褐色または赤褐色であるのに対し、辺材部分は白っぽい色をしています。
木目には独特の波模様が現れることがあるほか、年輪の境目がはっきりしているため美しく、高級感があります。
香り
クリ材には独特の甘い香りがあります。
これは、クリの木に含まれるタンニンによるもので、内装材として活用することで高級感を感じさせてくれます。
木材としての耐久年数・強度
クリ材は、適切に保護・メンテナンスされていれば、数十年から100年以上もの耐久性が期待できます。
湿気にも強いため、洗面所や脱衣所、キッチンなどの水回りに使用されることも少なくありません。
経年変化
クリ材は経年変化によって色が変わり、深みが増すという特徴があります。
年数の経過とともに木目の輪郭や模様が鮮明になることも多く、フローリングなどの内装材や家具に使用することで、独特の味わいが楽しめます。
クリ材(チェスナット)の産地による違い

一口にクリ材といってもさまざまな国・地域で生産されており、産地によっても違いが見られます。
日本
日本産のクリ材は、淡い黄色または茶色がかった色味が特徴的で、木目は細かく直線的である一方、ところどころに波状の木目も見られます。
中国
中国産のクリ材は、日本産のクリ材に比べて色味が濃く、黄褐色または赤褐色をしています。
木目は荒い傾向が見られますが、独特の個性的な模様が楽しめます。
アメリカ
北アメリカ産のクリ材は木目が細かく、淡い黄褐色から濃い赤褐色まで幅があります。
ただし、アメリカンチェスナットは20世紀初頭に発生した病害によりほとんどが絶滅してしまったため、希少価値が高くなっています。
クリ材(チェスナット)のメリット
建材や内装材などの用途として考えたとき、クリ材にはどういったメリットがあるのでしょうか。
見た目が美しく高級感がある
クリ材は美しく個性的な木目をしており、年輪の境目もはっきりと確認できます。
独特の波状の模様はクリ材にしか見られない特徴で、経年変化も楽しめます。
そのため、家具や内装材として使われることが多く、その高級感から所有者の満足度を高めてくれるでしょう。
腐食や湿気に強く耐久性が高い
クリ材に含まれているタンニンは、独特の甘い香りを醸し出すだけでなく、腐食を抑える効果もあります。
また、クリ材は湿気に強い特性も持ち合わせており、水回りの内装材にも使用されることがあります。
さらに、建材の用途としては基礎や土台の部分にも使用されることが多く、防腐処理をしなくても優れた耐久性を発揮してくれます。
クリ材(チェスナット)で後悔する人がいる?
メリットとは対照的に、クリ材にはさまざまなデメリットもあり、選んで後悔する人も少なくありません。
どういった点がデメリットとして挙げられるのでしょうか。
加工がしにくい
クリ材は優れた耐久性を発揮する一方で、木材そのものが硬いため加工がしにくいです。
切削や曲げなどの加工が難しいため、細かな意匠を施した家具や彫刻、工芸品などの製作には不向きといえるでしょう。
価格が高価
クリ材は木材のなかでも高価な部類に入り、コストがかかります。
たとえば、クリの無垢材をフローリングに採用したところ、想定以上の金額が請求されたというケースもあるようです。
タモやナラに比べると安価です。
また供給量も安定しており、今後、需要も更に増えると思われます。
クリ材(チェスナット)が建具に合う理由

クリ材の用途はさまざまですが、なかでも建具(ドアや扉、窓枠、仕切りなど)に使用されることが多くあります。
それはなぜなのでしょうか。
耐久性が高い
ドアや扉は毎日のように開閉するため、建具として採用するためには十分な硬さや丈夫さをもった木材が適しています。
クリ材は木材のなかでも耐久性に優れていることから、建具に採用されるケースが多い傾向にあるのです。
経年変化が楽しめる
クリ材は木目や色味の経年変化が楽しめます。
年数が経過するたびに表情を変えることから、何十年と住み続ける住宅の建具には最適な木材といえるのです。
膨張・伸縮が比較的少ない
ドアや窓の開閉をスムーズに行うために、建具部分の膨張や伸縮は大敵といえます。
木材は湿気を吸収したり放出したりする性質をもっているため、膨張や伸縮が生じます。
しかし、木材の種類によっても膨張や伸縮の割合は異なり、建具として使用する場合には膨張・伸縮率の低いものが理想的です。
クリ材は数ある木材のなかでも膨張・伸縮率が比較的少なく、建具に適しています。
クリ材(チェスナット)の無垢フローリングが人気なワケ
クリ材は建具以外にも、無垢材を贅沢に使用したフローリングに採用されることもあります。
なぜクリ材の無垢フローリングは人気が高いのか、その理由を紹介しましょう。
耐久性が高い
廊下や部屋のなかを毎日行き来しているとフローリング材が劣化し、たわみが生じてくることがあります。
しかし、クリ材は木材そのものが固く優れた強度を発揮してくれるため、長く使い続けられるのです。
また、木材の固さだけでなく、クリ材に含まれるタンニンによって防腐効果や防虫効果が得られることも人気の秘密です。
メンテナンスやお手入れが簡単
クリ材の無垢フローリングは、メンテナンスやお手入れが簡単にできることも大きなメリットです。
もともと耐水性や防湿性に優れているため、水分をこぼしてもサッと拭き取るだけでよく、床材そのものも固いため傷がつきにくい特性もあります。
木目が美しい
無垢フローリングにこだわる方の多くは、木本来の美しさや魅力を感じ、多少コストをかけてでも高品質なものを選択する傾向にあります。
無垢フローリングにはさまざまな木材が用いられますが、そのなかでもクリ材は木目が美しく、無垢材の魅力を存分に感じられる特徴があるのです。
クリ材(チェスナット)に使われる家具

クリ材は固く加工がしにくいため、細かな意匠が施される製品には不向きと紹介しました。
しかし、実際には一部の家具にクリ材が使用されることも少なくありません。
代表的な製品をいくつか紹介しましょう。
ダイニングテーブル
ダイニングテーブルの天板にクリ材の一枚板が使用されることがあります。
日常的に食器やカトラリーを置いて使用することから、固く傷がつきにくいクリ材はテーブルの天板として最適な木材といえるでしょう。
また、加工の観点から考えても、板を一定の厚さに削り出して成形することから、製造の難易度はそれほど高くないといえます。
収納家具
タンスや引き出し、食器棚などの収納家具にもクリ材が使用されることがあります。
これらの製品は何十年と使用し続けることも多いため、経年変化が楽しめるクリ材は最適です。
また、衛生的な観点からも、防虫・防腐効果のあるクリ材は理にかなった木材といえるでしょう。
テレビ台
テレビやオーディオ機器などを設置するテレビ台にもクリ材が用いられることがあります。
重量のある家電製品を設置しても傷や凹みがつきにくく、優れた耐久性を発揮してくれることからクリ材は適しています。
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クリ材(チェスナット)の平均価格帯
建具や内装材、家具材などにクリ材を採用する場合、大きな懸念材料となるのが価格ではないでしょうか。
クリ材は比較的単価が高く、高級木材のひとつでもあります。
販売店や木材の種類・サイズによっても価格は大きく異なりますが、たとえば長さが200cm、幅が30cm、厚さ3cm程度の一枚板の場合、1枚あたりの価格は4,000〜6,000円程度が相場となっています。
また、無垢フローリング材は1平米あたり5,000〜7,000円程度が相場となっています。
フルタ二ランバーでのクリ材(チェスナット)の取り扱い
石川県金沢市のフルタニランバーでは、クリを原料とした無垢板材やフローリング材を取り扱っています。
国産材はもちろん、海外の高品質な木材も多数取り扱っており、用途や目的に応じた製品選びをサポートさせていただきます。
また、単に木材を販売するだけでなく、高品質・高精度の製品加工にも対応しています。
たとえば、クリ材を使用したテーブルの天板や家具の寸法にカットしたり、塗装まで行い美しい見た目に仕上げることも可能です。
少量多品種の加工にも対応しているため、必要な部材があれば1本からでも手軽にオーダーできます。
まとめ
クリ材は日本国内ではもちろんのこと、海外においてもさまざまな国で古くから活用されてきた木材です。
固さがあり優れた強度を発揮してくれるため、建具やフローリング、家具などの用途にも最適です。
さまざまなメリットがある一方で、価格が高かったり、複雑な加工が難しいといった側面があることも事実です。
クリ材以外にも、用途にマッチした最適な木材を相談しながら決めたい方や、木材の加工も含めてお願いしたいという方は、ぜひ一度フルタニランバーまでお問い合わせください。

